〔Market Flash〕米国の適正FF金利は3.6%程度、米株価は10%程度の下落余地~SMBC日興

2022/05/18(水) 14:00
【14:00】米国の適正FF金利は3.6%程度、米株価は10%程度の下落余地~SMBC日興  SMBC日興証券では米国のインフレと利上げについて考察している。米国の利上げは、インフレギャップがゼロであれば、中立金利の2.5%程度で良いが、実際のインフレギャップは1.7ppt程度開いているため、中立金利を超える利上げが必要な状況と、SMBC日興では判断している。テイラー・ルールによれば、適正FF金利は3.6%程度になるとのこと。FF金利が3.6%まで引き上げられた場合、景気の失速は考え難いとしながらも、株価や為替レートには影響が出ると予想。S&P500は現時点から10%程度下落する余地があるとみており、ドル円レートは133円/ドルまで円安が進む可能性があると指摘している。 【13:20】自社株買い発表金額は高水準で推移~大和  大和証券では、TOPIX採用企業の株主還元についてリポートしている。採用企業の4月と5月(16日まで)の自社株買い発表金額は3.9兆円と、4月~5月の合計額としては2006年度以降で2番目の金額となったとのこと。2021年度の業績が堅調であることや、4月の株価下落などにより日本企業の割安感が増していたことが、高水準を記録した理由と大和では判断している。また、4月以降に自社株買いを発表したTOPIX500採用企業では、3月以降、TOPIXをアウトパフォームする傾向がみられると指摘。自社株買い発表企業については企業経営者が自社の株価を割安と考えている可能性があることから、割安感修正により、株価がさらに上昇する可能性があると大和では考えている。 【10:55】TOPIX浮動株比率変更で日清紡に約3日分の買いインパクトを予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、東証が7月7日に公表予定のTOPIX FFW(浮動株比率)の定期見直しに関して、見直し対象となる10-12月期本決算の315銘柄のうち、199銘柄のFFW変動を予想している。上昇が見込まれるのは39銘柄、低下が見込まれるのは160銘柄とのこと。パッシブファンドが指数用株式数の15%を保有していると仮定し、FFW変更に伴うリバランスのインパクトを試算すると、25日平均売買代金が10億円以上で、平均売買代金2日以上のインパクトが見込まれるのは、買い候補で2銘柄、売り候補で15銘柄と予想している。買い候補は日清紡HD<3105.T>と堀場製作所<6856.T>の2銘柄で、日清紡には約3日分の買いインパクトが見込まれると予想している。 【9:50】新年度23.3期の会社予想は3%の経常減益~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、3月決算企業の1-3月業績がほぼ出そろったことを受けて、集計結果についてリポートしている。決算発表済み企業の23.3期通期会社予想は、売上高が前期比+8.5%、経常利益が同-3.2%であったとのこと。また、決算発表済み企業のみの会社ガイダンスとコンセンサス予想の比較では、売上高は会社ガイダンスがコンセンサス予想を3.9%pt上回り、経常利益は会社ガイダンスがコンセンサス予想を10.1%pt下回ったとコメントしている。 【8:45】寄り前気配は日医工、福山運、北越紀州、大垣銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、日医工<4541>+23.78%、福山運<9075>+13.43%、北越紀州<3865>+6.72%、大垣銀<8361>+5.99%、京葉銀<8544>+5.78%、阿波銀<8388>+5.42%、アズビル<6845>+5.01%、ジャフコ<8595>+4.98%、ユニプレス<5949>+4.90%、ほくほく<8377>+4.68%などが高い気配値。  一方、レオパレス21<8848>-4.39%、スズケン<9987>-4.20%、ITHD<3626>-4.02%、コマツ<6301>-3.47%、青山商<8219>-3.31%、京阪電<9045>-2.58%、JX<5020>-2.53%、ダイセキ<9793>-2.36%、ネクソン<3659>-2.31%、NEC<6701>-2.26%などが安い気配値となっている。
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