〔Market Flash〕需給面での最悪期を脱しつつある~マネースクエア

2022/06/27(月) 14:11
【14:10】需給面での最悪期を脱しつつある~マネースクエア  マネースクエアのテクニカルリポートでは、日経平均・TOPIXともに1月5日に年初来高値をつけているが、この日はTOPIX電気機器指数が史上最高値を付けた日でもあることに注目している。信用取引の状況では、昨年末から年初にかけて主力電機株や半導体株などに信用買いが膨らんでおり、高値で買った建玉の決済期日が接近。足元は損失覚悟の売りが出やすい時期となるが、逆にみれば需給面での最悪期を脱しつつあるということにもなる。海外投資家は、6月第3週(13~17日)に日本株を1兆7160億円売り越したが、これは21年9月以来の大幅売り越し。マネースクエアでは、セリングクライマックスの可能性があり、今後は戻り売り圧力が弱まるかもしれないとコメント。その場合、今後は日経平均をはじめ、直近までの下げがきつかった個別銘柄についても、リターン・リバーサルの動きが期待できると考えている。 【13:25】6月の不動産セクターはREITやTOPIXをアウトパフォーム~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の住宅・不動産・REITマンスリー・リポートでは、6月の不動産セクター(東証不動産株指数)が、REIT指数やTOPIXをアウトパフォームしていることに注目している。6月は円安が一段と進行。為替調整分の株価上昇に加えて、短期的には物価上昇による業績への影響を受け難い不動産が「ディフェンシブ」として選好されていると、三菱UFJMSでは考えている。当面不動産セクターが想定的に選好されるとの見方から、個別では東急不動産HD<3289.T>と野村不動産HD<3231.T>の目標株価を引き上げている。 【10:20】業績予想への信頼がバリュー上昇継続の鍵に~SMBC日興  SMBC日興証券のクオンツリポートでは、バリューのパフォーマンスをグローバルに比較すると、特に北米において、予想益利回りなどのフローバリューが大きく下落していることを指摘している。予想増益率やリビジョンも急落しており、北米では業績予想に対する信頼が失われている可能性があると考えている。一方、日本では引き続きリビジョンは上昇しているとのこと。SMBC日興では、円安ゆえに業績に対する信用が保たれているならば、今後もフローバリューは堅調に推移する可能性が考えられるとコメントしている。 【9:35】世界の航空業界は米国主導で回復へ~大和  大和証券では、飛行機利用が本格的に回復に向かってきたことに注目している。人手不足による欠航や遅延、燃油価格上昇の影響などは業界の懸念材料とされているが、大和では過度な懸念は不要とみている。また、目先は北米地域の回復に注目している。IATA(国際航空運送協会)の見通しでは、北米は他地域に先駆けて黒字転換が見込まれているとのこと。4-6月に営業黒字となる航空大手も出てくると想定しており、業績回復本格化の期待が高まると考えている。その後は、日本など他地域の回復も期待できるとみており、航空部品や素材関連企業にも目配せしておきたいとコメントしている。 【8:45】寄り前気配は積水化、リンテック、NOK、スタンレ電が高い気配値  主力株の寄り前気配では、積水化<4204>+21.62%、リンテック<7966>+21.03%、NOK<7240>+15.57%、スタンレ電<6923>+14.82%、サンゲツ<8130>+13.53%、日本酸素<4091>+13.44%、LIXILG<5938>+12.40%、ミスミG<9962>+11.91%、丸紅<8002>+11.76%、TSテック<7313>+11.25%などが高い気配値。  一方、住友ゴム<5110>-3.85%、小糸製<7276>-3.25%、邦ガス<9533>-3.00%、ローム<6963>-2.98%、ダイセル<4202>-2.95%、ZOZO<3092>-2.76%、パンパシHD<7532>-2.52%、東洋水産<2875>-2.31%、キョーリンH<4569>-2.30%、光通信<9435>-1.82%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 158.23 +0.11
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