ソフトバンクG-急落 米SVB発の金融ショック受けスタートアップへの財務懸念広がる
ソフトバンクグループ<9984.T>が急落。米国市場で9日、銀行持ち株会社SVBフィナンシャル・グループの株価が急落し、前日比60%安となったことが手がかり。
SVBは、傘下にシリコンバレーバンクを持ち、スタートアップやベンチャーキャピタルの顧客を多く持つとされる。そのSVBが8日、資本増強のために普通株の発行などで22億5000万ドル(約3060億円)を調達すると発表。
金利高の影響を受けて、取引先企業が運転資金の確保のために預金を引き出すとの懸念が広がったことから、ほかの金融株や新興企業を含む小型株を中心にされるラッセル2000などが大幅安となった。
同社はソフトバンクビジョンファンド(SVF)を通じ、スタートアップ企業にも積極的に投資を行っており、投資先の資金調達難や財務負担増などの懸念から売りが優勢となっているようだ。
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