前場コメント No.7 みずほ、ナトコ、富士フイルム、リーダー電、C&GSYS、ランシステム

2024/03/01(金) 11:30
★10:02  みずほFG-続伸 ロケット開発のスペースワンに出資
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が続伸。同社傘下のみずほ銀行は2月29日、人工衛星を搭載した小型ロケットの開発から打上げまでを一貫して行うスペースワン(東京都港区)に対して、8.4億円の出資を行ったと発表した。
 
 スペースワンは、キヤノン電子<7739.T>を初めとする国内大手企業4社の共同出資によって設立。既に日本で多数の打ち上げ実績のある固体燃料推進技術を継承・活用し、柔軟な軌道・スケジュールでの打上げを低コストで提供するサービスの事業化に向け取り組んでいるという。
 
 同社の有する幅広い顧客網を含む各種ネットワークや総合金融サービスの知見・ノウハウの提供し、宇宙サプライチェーンなどの民間事業者による座組み構築や、顧客への営業ソリューションへの金融機能バンドリングなどにより、宇宙産業の持続的発展の一翼を担うことに挑戦していくとしている。
 

★10:02  ナトコ-大幅続落 1Q営業益25%減 製品価格転嫁が遅れる
 ナトコ<4627.T>が大幅続落。同社は2月29日、24.10期1Q(11-1月)の連結営業利益は1.8億円(前年同期比25.3%減)だったと発表した。純利益は1.3億円(同4.6倍)となった。

 原材料などの価格高騰分の製品価格転嫁が遅れたことで営業減益となった。一方、為替差損の縮小により最終増益となった。なお、株価は営業減益を受けて売られる展開となっている。

★10:04  富士フイルムHD-3日ぶり反発 デンマーク拠点にオフサイトPPAを導入
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が3日ぶり反発。同社は2月29日、子会社で、バイオ医薬品の開発・製造受託会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(以下、FDB)は、デンマーク拠点においてオフサイトPPA(電力購入契約)を導入すると発表した。

 同導入に加え、同社グループが進める北米エリア全拠点の再エネ化により、FDB世界全7製造拠点においてすべての使用電力を実質的に再生可能エネルギーに転換するとしている。
 

★10:05  リーダー電子-大幅高 120万株・8.2億円を上限に自社株買い 割合は25.09%
 リーダー電子<6867.T>が大幅高。同社は2月29日、120万株・8億2080万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。2024年2月29日の終値(最終特別気配を含む)684円で、2024年3月1日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買い付けの委託を行う。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は25.09%となる。
  

★10:16  C&Gシステムズ-急騰 AIによる切削条件決定支援システムを開発
 C&Gシステムズ<6633.T>が急騰。同社は1日、金型5軸制御マシニングセンター対応CAD/CAMシステム、CAM-TOOLの最新版「V20.1」を4月に発売すると発表した。
 
 同バージョンでは、データマイニング研究を行う岡山大学、金型向け工具の開発販売を手掛けるMOLDINO、高硬度金型材加工のノウハウをもつゼノー・テックとの共同研究にて開発したAIシステム(AI切削条件決定支援システム)を利用して切削条件の決定を支援する「AI切削条件算出機能」を搭載したとしている。
 

★10:19  ランシステム-続伸 通期最終益を上方修正 子会社売却が寄与
 ランシステム<3326.T>が続伸。同社は2月29日、24.3期通期の連結純利益予想を従来の0.3億円から0.7億円に上方修正すると発表した。
 
 今期は店舗閉鎖損失などを2億5900万円計上する見込み。一方、連結子会社であるランウェルネスの全株式を売却することにより、特別利益3億2800万円を計上する見通しであることを踏まえた。なお、同社は決算期変更に伴い、前期は9カ月の変則決算となっている。このため、前年実績との比較は記載されていない。


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