後場コメント No.1 楽天G、西華産、ゼオン、NEC、Arent、マナックケミカル

2024/04/01(月) 15:01
★12:33  楽天G-5日ぶり反発 フィンテック事業再編に向けた協議開始を正式発表
 楽天グループ<4755.T>が5日ぶり反発。同社は1日12時20分、傘下の楽天銀行<5838.T>とフィンテック事業再編に向け、協議を開始することについて合意したと発表した。

 楽天銀行、楽天カード、楽天証券ホールディングス、楽天インシュアランスホールディングスなどのフィンテック事業全体を1つのグループに集約する組織再編を想定している。再編を実施した場合にも、楽天銀行は東京証券取引所プライム市場への上場が維持される予定。10月に再編の効力発生をめざすとしている。

★12:33  西華産業-後場下げ幅縮小 政策保有株売却へ 売却益は約26億円見込む
 西華産業<8061.T>が後場下げ幅縮小。同社は1日11時30分、25.3期において、政策保有株式の売却に伴う特別利益を計上する見込みと発表した。売却予定期間は4月から9月末まで。投資有価証券売却益は約26億円の見込みとしている。

★12:38  日本ゼオン-反落 研究テーマがAMEDの「革新的医療技術研究開発推進事業」に採択
 日本ゼオン<4205.T>が反落。同社は4月1日、神戸大学大学院医学研究科、日本精工<6471.T>らとともに取り組む研究開発テーマが、日本医療研究開発機構(AMED)の令和5年度「革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)」に採択されたと発表した。
 
 安全性が高く、長期的な効果がある再生・細胞医療・遺伝子治療を実現するために、神戸大学を中心とした研究開発拠点において産学連携でグローバル展開をめざしたチームを構成し技術開発を進め、個別化医療の社会実装の実現をめざすとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:43  NEC-3日続落 地域通貨サービスの実証に顔認証決済サービスを提供
 NEC<6701.T>が3日続落。同社は4月1日、安全性と利便性を兼ね備えた地域通貨サービスの提供を通じた地域経済の活性化に向けて、TOPPANホールディングス<7911.T>傘下のTOPPANデジタルが実施する地域通貨サービスの実証に同社の顔認証決済サービスを提供すると発表した。
 
 同社の顔認証技術を活用することで、小売店などの利用者にカード型の電子商品券やスマートフォンを取り出す必要のない手ぶら決済による安心・簡単・便利な購買体験を提供するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:47  Arent-丸三が新規に「買い」 建設業界のDX支援需要は高い
 Arent<5254.T>が反発。丸三証券では、建設業界におけるDX支援の需要は高く、好調な業績推移を予想。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価を7500円に設定した。

 丸三では、高齢化や人手不足、生産性の低さが課題となっている建設業界は、DXの重要性が高まっており、建設業界に特化したDX支援を手掛ける同社サービスの需要が高いと予想。また、2023年には公共事業にてBIM(Building Information Modeling)利用が原則適用され、2024年4月には労働時間の上限規制が開始することも、同社にとって追い風になるとみている。

★12:56  マナック-急落 前期営業損益を下方修正 難燃剤需要の減少など響く
 マナック・ケミカル・パートナーズ<4360.T>が急落。同社は3月29日、24.3期通期の連結営業損益予想を従来の0.4億円の赤字から0.7億円の赤字(前の期は9.9億円の黒字)に下方修正すると発表した。

 難燃剤事業において国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品などに使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少が続いている。ファインケミカル事業において、電子材料製品市場の低迷が継続していることなども響く。


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