後場コメント No.2 オリコン、ソースネクスト、ユニチカ、丸紅、海帆、電通総研

2024/04/04(木) 15:03
★12:50  オリコン-後場プラス転換 持分法適用関連会社StayListの全株を譲渡
 オリコン<4800.T>が後場プラス転換。同社は4日12時、持分法適用関連会社で民泊・バケーションレンタルの一括検索サービスを手掛けるStayListの株式をすべて譲渡すると発表した。

 譲渡先はStayListの代表取締役CEOである本間陽介氏となる。パートナーシップ強化を見据えながら海外での事業展開の足掛かりとしてStayListと連携していたが、アセットアロケーション最適化の一環として、株式を譲渡するとしている。

 同社は前期から持分法による投資損失を計上していることもあり、今後の損益改善期待から買いが優勢となっている。

★12:53  ソースネクスト-5日続落 米国POCKETALKが四半期で初の営業黒字化
 ソースネクスト<4344.T>が5日続落。同社は4日、孫会社であるPOCKETALK(米国)において、2024年2月度の単月黒字化に続き、1Q(24年1-3月)の実績が初の営業利益黒字化を達成したと発表した。
 
 米国市場において、特に教育機関におけるニーズが拡大しており、ポケトークの導入加速、およびポケトークを一元管理できるコンソール「Ventana」によるサブスクリプション収益が売り上げをけん引していることで、対前年同期比で2.2倍の伸びを実現し、四半期業績において初となる営業利益黒字化を達成したとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:54  ユニチカ-一時ストップ高 世界最高レベルの高表面積を有するハイエントロピー合金開発
 ユニチカ<3103.T>が一時ストップ高。同社は4日、世界最高レベルの非常に高い比表面積を有するハイエントロピー合金を合成する技術を開発したと発表した。

 この技術は、さまざまな組成のハイエントロピー合金に応用できるため、次世代エネルギーとして期待される水素利用を促進する高性能な水素生成電極や、燃料電池用電極触媒などの創出が期待できるとしている。

★12:57  丸紅-3日続伸 スマートフォンなどの買取・販売を行うイオシスへ出資
 丸紅<8002.T>が3日続伸。同社は4日、スマートフォンやPCなどのIT機器買取・販売事業を行うイオシスの完全親会社であるイオシスホールディングスに出資し、消費者向けスマートフォンリユース事業に参入したと発表した。
 
 同出資により、同社はすでに展開している法人向けリユース事業に加え、消費者向けリユース事業に新規に参入する。今後、イオシスが持つ多様な消費者のニーズに応えるサービスや商材と、同社の有する取引先ネットワークを生かして、同事業の強化および拡大を図っていくとしている。

★13:03  海帆-後場下げ幅縮小 医療法人大美会のMS法人2社を買収へ
 海帆<3133.T>が後場下げ幅縮小。同社は4日12時40分、医療法人大美会(大阪府大阪市)のメディカル・サービス法人(MS法人)であるBOBSおよびワイデンの全株式取得に向けた基本合意契約書を締結すると発表した。

 同社は医療法人社団修永会(愛知県名古屋市)に対して集客の業務支援を行っているが、上記のMS法人を取得することで、医療分野専門の集客業務支援を充実させることができると見込んでいる。

★13:20  電通総研-急騰 東大医学部附属病院とAI活用の口腔癌診断支援システムを共同研究
 電通総研<4812.T>が急騰。同社は4日、東大医学部附属病院とともに、AIを活用した口腔癌の画像診断支援システムの研究・開発に取り組み、擦過細胞診の代替検査手法の確立をめざすと発表した。
 
 2010年から2021年にかけて東大医学部附属病院を受診し、擦過細胞診および写真撮影を行なった20歳以上の患者の撮像画像を基盤とし、同社が開発したAI技術を掛け合わせることにより、口腔癌の早期発見を支援するシステムの共同開発に取り組むとしている。


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