NY概況-ダウ530ドル安と4日続落 原油高やFRB高官発言を嫌気
米株は大幅安。上昇してスタートしたものの、中東の地政学リスクの高まりを背景にNY原油先物が昨年10月以来となる86ドル台まで上昇し、インフレ長期化懸念を強めたほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が、インフレが長引くなら利下げが不要かもしれないと発言したことで利下げ期待が後退し、センチメントが悪化した。ダウ平均は朝方に294ドル高まで上昇したが、終盤に567ドル安まで下落し、530.16ドル安(-1.35%)と4日続落して終了。一日の下落率は昨年3月22日以来の大きさとなった。S&P500も0.87%高まで上昇後、1.23%安で終了し、ナスダック総合は1.17%高まで上昇後、1.40%安で終了と、ともに大幅反落となった。週初来ではダウ平均が3.04%安、S&P500が2.04%安、ナスダック総合が2.02%安となった。
業種別ではS&P500の全11セクターが下落。IT、ヘルスケア、コミュニケーション、金融、一般消費財、素材が1%超下落した。センチメントは大幅に悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.33ポイントから16.35ポイントに上昇した。
※各種データは取得時の値です。
(NY 2024404)
DOW
38596.98 -530.16 (-1.35%)
NASDAQ
16049.082 -228.38 (-1.40%)
S&P500
5147.21 -64.28 (-1.23%)
Rusell2000
2053.83 -22.38 (-1.08%)
SOX
4756.066 -147.43 (-3.01%)
CME225(ドル建て)
39160 -905
CME225(円建て)
39120 -700
WTI
86.59 +1.16 (+1.36%)
ドル円
151.33 -0.35
ユーロ円
163.97 -0.38
米10年債利回り(%)
4.3114 -0.044
米2年債利回り(%)
4.6495 -0.03
VIX
16.35 +2.02
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