前場コメント No.5 CAICAD、高島屋、東北電力、ジーエヌアイ、HENNGE、サクラKCS

2024/04/19(金) 11:32
★9:13  CAICA-3日ぶり反落 株主優待制度を廃止
 CAICA DIGITAL<2315.T>が3日ぶり反落。同社は18日、株主優待制度を廃止すると発表した。収益改善を早期に実現していくためには、成長のための投資を行いつつも、財務体質の強化を進め、企業価値の向上を図っていくことが、株主の利益に資するものと考えたという。
 
 2023年10月末時点の株主名簿に記載のある10単元(1000株)以上の株式を保有していた株主へ進呈する株主優待(2024年4月25日配布予定のカイカコイン)をもって廃止するとしている。

★9:14  高島屋-続伸 ハノイ進出 商業施設26年以降に 海外8年ぶり=日経
 高島屋<8233.T>が続伸。19日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2026年以降、ベトナム・ハノイに百貨店と専門店で構成する商業施設を開業すると報じた。
 
 記事によると、海外出店はタイ・バンコクで18年に開業して以来。計画通りなら約8年ぶりの出店となるという。国内百貨店はインバウンド客や富裕層の高額消費で好調だが将来の大きな成長は見込みにくく、東南アジアへの投資で海外の収益基盤を広げるとしている。

★9:14  東北電力-反落 東通原発の安全対策工事 6度目の延期へ=日経
 東北電力<9506.T>が反落。日本経済新聞電子版は18日、同社が東通原子力発電所1号機の安全対策工事の完成時期を延期する方向で検討していることがわかったと報じた。

 記事によれば、現在の工事は2024年度中の完了を目指して進められていた。審査や工事の進ちょくを踏まえたとみられ、延期が決まれば6回目となるとしている。

★9:15  ジーエヌアイ-反落 1億米ドル規模のファンドを共同組成
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が反落。同社は18日、中国企業2社と1億米ドル規模のファンドの組成に向けた協定を締結したと発表した。
 
 同ファンドは、バイオ医薬品事業やヘルスケア事業のみならず、これら事業へ応用可能なAIなどの最先端技術など幅広い領域への投資を行うことで、相互の産業協力および業界の健全な発展促進を図るという。出資金額を含む詳細については、今後、3社間で協議した上で決定するとしている。
  
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:23  HENNGE-反落 新製品「HENNGE File DLP」を発表
 HENNGE<4475.T>が反落。同社は18日、新製品「HENNGE File DLP」を発表した。
 
 データの可視化とリスクの把握を通じて、リスクの予防や回避策を設定、それらをシステムによって自動運用することにより、セキュリティの充実が図れる機能を提供してきたという。このサイクルをファイル共有においても活用するべく、新製品の提供に至ったとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:32  さくらCKS-急騰 経産省AIスパコン補助報道や富士通とオラクルの協業を材料視か
 さくらケーシーエス<4761.T>が急騰。経済産業省が人工知能(AI)を開発する際に使うスーパーコンピューターの国内整備に乗り出すと伝わったことが材料視されているもよう。

 19日付けの日本経済新聞朝刊によれば、AI開発が経済安全保障の観点で重要だと判断し、KDDI<9433.T>やさくらインターネット<3778.T>など5社のAIスパコンの整備に計725億円を補助するとしている。

 同社はデータセンター関連としてこのところ人気化しており、以前マイクロソフトが国内でデータセンターに投資すると伝わった際に、さくらインターネットととも買われることがあった。きょうの日経報道を受けてさくらインターネット<3778.T>に買いが殺到していることから、同社にも買いが波及しているようだ。

 また、富士通<6702.T>が18日に、クラウド事業で米オラクル・コーポレーションと協業すると発表したことも材料視されているもよう。同社は富士通向けの取引が多いことから、業績期待の買いも入っているとみられる。


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