〔Market Flash〕重工業は膨らんだ期待と変革の試金石~JPモルガン
【13:30】重工業は膨らんだ期待と変革の試金石~JPモルガン
JPモルガン証券では機械セクター内の重工業サブセクターに関して、投資スタンス「中立」を維持し、三菱重工<7011.T>を「Overweight」から「Neutral」に引き下げている。JPモルガンでは2023年5月に当該サブセクターの「強気」スタンスを推奨したが、そこからの良好な株価パフォーマンスを受けて、ROE向上などの好材料はいったん織り込んだと判断。2024年3月には「中立」に変更している。今後は、三菱重工の新中期経営計画を試金石に、各社の内部環境としてのポートフォリオ再編や資本コスト・株価を意識した経営に注目している。
【12:45】大手ゼネコンの会社計画は保守的と予想~大和
大和証券では建設セクターに関して、大手ゼネコンでは鹿島<1812.T>を除いて23年度業績は低迷すると見込んでいる。24年度は国内建築の完成工事総利益率の改善が本格化し始めるタイミングとみているが、23年度に損失計上の多い大成建設<1801.T>と清水建設<1803.T>の会社計画は大和予想を大きく下回る保守的なものになると想定している。また、本決算発表のタイミングでは株主還元の強化に期待している。
【9:45】自動車部品はガイダンスへの過度な期待は禁物~SMBC日興
SMBC日興証券では自動車部品セクターに関して、25.3期は台数成長期待に乏しく、特にASEAN諸国や中国での生産が弱い状況にあることから、ガイダンスは多くのケースで市場期待値を下振れる可能性に注意すべきと指摘している。個社の成長力が試されるなかで、特に成長が期待されるHV・PHV向け製品技術に強みを持つサプライヤーの成長力をSMBC日興では評価している。また、労務費などコスト上昇が進むことが想定される状況下、トヨタ系を中心に従来よりも価格転嫁が進む可能性があると考えている。
【8:45】寄り前気配はGSユアサ、ヒロセ電、コメリ、大ガスが高い気配値
主力株の寄り前気配では、GSユアサ<6674>+9.14%、ヒロセ電<6806>+7.96%、コメリ<8218>+7.92%、大ガス<9532>+7.47%、大塚商<4768>+5.51%、信越化<4063>+4.99%、HOYA<7741>+4.99%などが高い気配値。
一方、レゾナック<4004>-5.96%、ニッコンHD<9072>-2.74%、東宝<9602>-2.59%、西鉄<9031>-2.57%、スズケン<9987>-2.53%、名銀<8522>-2.40%、キヤノンMJ<8060>-2.35%などが安い気配値となっている。
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