後場コメント No.2 高砂熱、T&Gニーズ、アステラス薬、清水建、日精鉱、NEC

2024/04/24(水) 15:00
★12:56  高砂熱学工業-大幅高 米国Autodeskと建築DXなどで協業
 高砂熱学工業<1969.T>が大幅高。同社は24日、Autodesk(米国)と建設業におけるDX・BIMのさらなる推進に向け、新たな「戦略的提携に関する覚書」を締結したと発表した。
 
 同覚書に基づき、AutodeskのBIMソフト「Revit」を含むBIM関連データの活用による生産性向上・付加価値創造に継続して取り組むという。また、デジタル基盤を活用することで、同社が取り組む建物ライフサイクル全体におけるトータルカーボンソリューションの確立(カーボンの見える化・削減など)を、両社でめざすとしている。

★12:58  T&Gニーズ-反発 セブン銀行とご祝儀ATM送金サービス開始
 テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>が反発。同社は24日、セブン銀行<8410.T>と共同でご祝儀ATM送金サービス「つつむと」を開始すると発表した。

 「つつむと」は、ゲストがATMからご祝儀を事前に送金できるサービス。結婚式当日に受け付けで渡すご祝儀は、新札やご祝儀袋の用意、筆ペンでの表書きなどの面倒な準備がつきものだが、セブン銀行ATMからの送金が可能になることでゲストの負担を軽減できるとしている。

★13:02  アステラス製薬-反落 前立腺がん治療剤が欧州で適応追加の承認を取得
 アステラス製薬<4503.T>が反落。同社は24日、前立腺がん治療剤「XTANDI」について、欧州委員会が、サルベージ放射線療法が適応とならない生化学的再発のリスクが高い非転移性ホルモン感受性前立腺がんの成人男性に対する、XTANDITM単剤療法、またはアンドロゲン除去療法との併用療法の適応追加を承認したと発表した。
 
 同社は新たな治療選択肢を提供することにより、アンメットメディカルニーズの高い前立腺がんの治療に、よりいっそう貢献するとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:03  清水建設-後場急騰 前期営業損益を上方修正 工事採算が改善
 清水建設<1803.T>が後場急騰。同社は24日13時、24.3期通期の連結営業損益予想を従来の330億円の赤字から246億円の赤字(前の期は546億円の黒字)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは187億円の赤字。

 国内建築工事において、4Q(1-3月)に引き渡しを行った工事の工事採算が改善したことが寄与する。

★13:10  日本精鉱-後場急騰 前期営業益を上方修正 増配も発表
 日本精鉱<5729.T>が後場急騰。同社は24日13時、24.3期の連結営業利益予想を従来の4.7億円から6.7億円(前の期比16.5%減)に上方修正すると発表した。
 
 電子部品や自動車部品向け製品の一部で在庫調整が収束し、販売が堅調になるとともに、コスト削減に努めた結果、利益面で前回予想を上回る見込みとなったことを踏まえた。

 併せて24.3期通期の期末配当予想を30円から40円(前の期末は60円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は80円(前期は120円)となる。

★13:16  NEC-続伸 高速な大規模言語モデル「cotomi Pro」など開発
 NEC<6701.T>が続伸。同社は24日、LLM(大規模言語モデル)「cotomi」のラインアップ拡充のため、学習データやアーキテクチャを刷新した「cotomi Pro」「cotomi Light」を開発したと発表した。

 今回開発した「cotomi Pro」「cotomi Light」は、グローバルのLLMと同等の高い性能を、十数倍の速度で実現するモデル。一般的に、LLMの性能を高めるためにはモデルを大規模にする必要があるため動作速度が遅くなるが、同社は学習方式やアーキテクチャの工夫をすることで、速度と性能の両立に成功したとしている。


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