富士通-売り気配 今期調整後営業益16%増見込むも市場コンセンサス下回る
富士通<6702.T>が売り気配。同社は25日に、25.3期通期の連結調整後営業利益予想(IFRS)は3300.0億円(前期比16.3%増)と発表した。市場コンセンサスは3419.0億円。
同社の調整後営業利益は、営業利益から事業再編、事業構造改革、M&Aなどに伴う損益ならびに制度変更などによる一過性の損益(調整項目)を控除した、本業での実質的な利益を示す指標となっている。
サービスソリューションは、リージョンズにおいてFujitsu Uvance、コンサルティング、モダナイゼーションを中心に増収となることなどにより、増益を見込んでいる。デバイスソリューションが増益となることも寄与する。前提為替レートは1米ドル140円、1ユーロ150円、1英ポンド180円。
併せて発表した、24.3期通期の連結調整後営業利益は2836.9億円(前の期比11.6%減)だった。ハードウェアソリューションが、モバイルシステム、フォトニクスともに昨年度の高い需要の反動減となったことから、減益となった。デバイスソリューションが、物量減および操業低下により、大幅な減益となったことも響いた。
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