前場コメント No.1 信越化、DMG森精、ソフトバンク、キーエンス、SBテクノロジ、野村不HD

2024/04/26(金) 11:31
★9:00  信越化学-売り気配 1Q営業益14%減見込む 前期は30%減
 信越化学工業<4063.T>が売り気配。同社は25日に、25.3期1Qの連結営業利益予想は1650億円(前期比13.5%減)と発表した。市場コンセンサスは1875億円。

 通期業績予想を合理的に行うことはむずかしいと判断し、1Qの業績予想のみ開示した。通期の業績予想については、今後開示が可能となった時点で、速やかに公表するとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は7010億円(前の期比29.8%減)だった。生活環境基盤材料事業が、塩化ビニルに関して中国メーカーによる輸出圧力が収まらない状況が続いたことなどにより、減益となった。電子材料事業や機能材料事業が減益となったことも響いた。

 また、株主還元について、35%前後の配当性向を中長期的な目安に安定的な配当に努めてきたが、今後は中長期的に40%の配当性向をめざして水準を上げるべく取り組んでいくとした。

★9:00  DMG森精機-反発 通期営業益を上方修正 1Qは11%増
 DMG森精機<6141.T>が反発。同社は26日8時30分、24.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の570.0億円から585.0億円(前期比5.7%増)に引き上げると発表した。
 
 グローバルで受注が好調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。

 24.12期1Q(4-6月)の連結営業利益は107.7億円(前年同期比10.9%増)だった。

★9:00  ソフトバンク-買い気配 1株を10株に分割 株主優待制度も新設
 ソフトバンク<9434.T>が買い気配。同社は25日、株式分割と株主優待制度の新設を発表した。

 9月30日を基準日として、1株につき10株の割合をもって分割する。株主優待は1年以上かつ100株以上を保有する株主が対象となり、対象者にはPayPayポイント(1000ポイント)を贈呈する。保有期間について、初回は2025年3月31日から26年3月31日までを基準にするとしている。

★9:00  キーエンス-買い気配 前期最終益2%増 今期予想は非開示
 キーエンス<6861.T>が買い気配。同社は25日、24.3期通期の連結純利益が3696億円(前の期比1.8%増)だったと発表した。

 新商品の開発や、海外販売体制の強化が寄与した。

 25.3期通期の業績予想は非開示とした。配当予想は300円(前期は300円)としている。

★9:00  SBテクノロジー-買い気配 ソフトバンクが1株2950円でTOB 上場廃止へ
 SBテクノロジー<4726.T>が買い気配。同社親会社のソフトバンク<9434.T>は25日、同社に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき2950円、買付期間は4月26日~6月11日。買付予定数は959万0933株。下限は281万5600株。上限は設けない。TOB成立後は、一連の手続きを経て同社株は上場廃止となる予定。

 同社も同日、TOBについて賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨すると発表した。

★9:01  野村不動産HD-買い気配 今期最終益3%増見込む 前期は6%増
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が買い気配。同社は25日、25.3期通期の連結純利益予想を700億円(前期比2.7%増)に、年間配当予想を165円(前期は140円)にすると発表した。市場コンセンサスは701億円。

 都市開発と運営管理は減益の見通し。一方で住宅、資産運用、仲介・CREは増益を見込む。海外も黒字化する見通し。

 24.3期通期の連結純利益は682億円(前の期比5.6%増)だった。マンション分譲による物件売却収入の増加や、都市開発部門におけるオフィスビル・商業施設・物流施設などの収益不動産売却などが寄与した。会社計画は650億円。


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