前場コメント No.9 ナイス、沖縄電、ヤスハラケミカル、ノバシステム、J・TEC、NRI

2024/05/01(水) 11:30
★10:23  ナイス-急騰 前期営業益を上方修正 マンション販売が順調に推移
 ナイス<8089.T>が急騰。同社は1日10時、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の32.0億円から43.0億円(前の期比18.7%減)に上方修正すると発表した。
 
 マンション販売が順調に推移するとともに、管理マンションなどの修繕工事の完工などが増加したことを踏まえた。

★10:34  沖縄電力-大幅反落 今期最終益2.1倍見込む 買い先行も戻り売りに押される
 沖縄電力<9511.T>が大幅反落。同社は4月30日、25.3期通期の連結純利益予想を50.0億円(前期比2.1倍)に、年間配当予想を20円(前期は10円)にすると発表した。燃料価格の下落による燃料費や他社購入電力料の減少などにより増益の見通し。

 24.3期通期の連結純損益は23.9億円の黒字(前の期は454.6億円の赤字)だった。電気料金の改定、燃料費や他社購入電力料の減少などが寄与した。

 なお、株価は買いが先行したものの、戻り売りに押される展開となっている。

★10:49  ヤスハラケミカル-急落 今期最終益14%増見込むも前期の計画下振れなどを嫌気
 ヤスハラケミカル<4957.T>が急落。同社は4月30日、25.3期通期の純利益予想を6.6億円(前期比14.0%増)に、年間配当予想を12円(前期は12円)にすると発表した。
 
 円安に伴う物価上昇や調達コストの上昇、人手不足の深刻化などの影響により依然として厳しい経営環境が続く見通し。

 24.3期通期の純利益は5.8億円(前の期比12.9%減)だった。収益性が低下したホットメルト事業における生産設備などについて減損損失を特別損失に計上したことが響いた。
 
 また、売上高は132億円(前の期比11.0%増)となった。インフレやウクライナ情勢の長期化による消費者心理の悪化により、市場の回復を見込んでいた電子材料用途や食品用途が低調に推移したことで、会社計画の134億円から下振れて着地した。
 
 なお株価は、前期の最終減益や、売上高の計画下振れを嫌気した売りが優勢となっている。

★10:53  ノバシステム-急騰 1Q経常益7%増 上場関連費用の影響なくなる
 ノバシステム<5257.T>が急騰。同社は4月30日、24.12期1Q(1-3月)の連結経常利益は1.6億円(前年同期比6.9%増)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は60.8%。

 前年同期に計上した上場関連費用の反動増などが寄与した。営業利益は前年同期比で減少したものの、システムインテグレーション事業が順調に拡大したことにより計画を上回った。

★10:56  J・TEC-急落 今期営業益17%減見込む 前期は黒字転換
 ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774.T>が急落。同社は4月30日、25.3期通期の営業利益予想を1.2億円(前期比17.0%減)にすると発表した。
 
 再生医療製品事業と研究開発支援事業の売上拡大を見込む。

 24.3期通期の営業損益は1.4億円の黒字(前の期は7.3億円の赤字)だった。再生医療受託事業の売上が大幅に拡大したほか、研究開発支援事業の売上も順調に伸長した。

★11:02  NRI-SMBC日興が目標株価引き上げ 顧客基盤を拡大させながら成長が続く
 野村総合研究所<4307.T>が4日続落。SMBC日興証券は、顧客基盤を拡大させながら成長が続くとして、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4300円から4800円に引き上げた。

 SMBC日興では、26.3期以降も継続的な利益成長を実現することが見えてきていると判断。基準期を26.3期に移し、また、同社が顧客基盤と事業領域を拡大させながら継続的に成長してきた実績によって株式市場で高く評価される傾向が今後も続くとして、目標株価を引き上げた。4月25日に決算を併せ、自社株買いの実施を発表しており、4月に就任した柳澤花芽社長が就任早々に株主還元や資本効率改善を重視する方針を示したのは好印象、と指摘している。なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。


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