前場コメント No.5 パナソニックH、コナミG、味の素、ホトニクス、シスメックス、カプコン

2024/05/10(金) 11:34
★9:04  パナソニックHD-急落 今期営業益5%増見込むもコンセンサス下回る
 パナソニックホールディングス<6752.T>が急落。同社は9日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は3800億円(前期比5.3%増)と発表した。市場コンセンサスは4345億円。

 調整後営業利益において、増販効果や価格改定・合理化の進ちょくなどにより、全てのセグメントで増益を見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は3610億円(前の期比25.1%増)だった。
 
 なお、業績見通しがコンセンサスを下回ったことで、株価は売りが優勢となっている。

★9:05  コナミG-買い気配 今期営業益5%増見込む 前期は74%増
 コナミグループ<9766.T>が買い気配。同社は9日に、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は845億円(前期比5.3%増)と発表した。市場コンセンサスは849億円。

 主力のデジタルエンタテインメント事業は小幅な増益にとどまる見込みだが、アミューズメント事業やゲーミング&システム事業が増益となることが寄与する

 24.3期通期の連結営業利益は803億円(前の期比73.8%増)だった。デジタルエンタテインメント事業において主力コンテンツの利益率の向上や新規タイトルの投入などにより売上高・利益が過去最高となったことに加え、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業およびスポーツ事業においてもそれぞれ業績が堅調に推移したことが寄与した。。

 24.3期の期末配当を従来の62円から69円(前期は62円)に決定することも発表した。年間配当は124円→131円(前期は124円)となる。また、25.3期の年間配当予想は132円(中間66円、期末66円)とした。

★9:05  味の素-続伸 今期最終益9%増見込む 前期は7%減
 味の素<2802.T>が続伸。同社は9日に、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)は950億円(前期比9.0%増)と発表した。市場コンセンサスは1073億円。

 厳しい経済環境下、付加価値の高い製品の提供、機敏な価格対応、コストダウンを着実に推進する。セグメント別では、ヘルスケアなどや冷凍食品の増益を見込んでいる。想定為替レートは1米ドル140円。

 24.3期通期の連結純利益は871億円(前の期比7.4%減)だった。その他の営業収益で前期に当期を大幅に上回る固定資産の売却益の計上があった反動により、減益での着地となった。

 25.3期の年間配当予想は80円(前期は74円)としている。

★9:05  味の素-続伸 上限1250万株・500億円の自己株取得へ 立会外買い付け実施も発表
 味の素<2802.T>が続伸。同社は9日に、上限1250万株・500億円の自己株取得枠を設定すると発表した。

 取得期間は5月10日~8月30日で、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は2.44%。取得方法は、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けまたは東京証券取引所における市場買い付けとした。

 併せて、立会外買付取引(ToSTNeT-3)により250万株・143億9750万円を上限とした自己株式の取得を実施すると発表した。5月9日の終値5759円にて、5月10日午前8時45分に買い付けの委託を行う。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は約0.5%となる。

★9:06  浜松ホトニクス-売り気配 上期営業益36%減 一部事業で苦戦
 浜松ホトニクス<6965.T>が売り気配。同社は9日、24.9期上期(10-3月)の連結営業利益は201億円(前年同期比36.3%減)だったと発表した。市場コンセンサスは235億円。

 電子管事業、光半導体事業で苦戦し、ともに前年同期比で減収減益で着地した。

★9:06  浜松ホトニクス-売り気配 1株を2株に分割 基準日は9月30日
 浜松ホトニクス<6965.T>が売り気配。同社は9日、株式分割を行うと発表した。9月30日を基準日として、1株につき2株の割合をもって分割する。

 なお株価は、同日発表された上期の決算が減益着地となったことが嫌気され、売りが優勢となっている。

★9:06  シスメックス-急落 今期営業益11%増見込む 前期は計画下振れ
 シスメックス<6869.T>が急落。同社は9日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は870億円(前期比11.0%増)と発表した。市場コンセンサスは922億円。

 製品ラインアップの拡充や販売・サービス体制の強化などにより、売上・利益ともに伸張することを想定する

 24.3期通期の連結営業利益は784億円(前の期比6.4%増)だった。会社計画の830億から下振れて着地した。販管費の抑制に努めたものの、インフレ、為替の影響などにより想定を上回ったことを踏まえた。

 なお、業績見通しがコンセンサスを下回ったことや、前期が計画下振れとなったことが嫌気され、株価は売りが優勢となっている。

★9:07  カプコン-反落 今期営業益12%増見込むもコンセンサス下回る
 カプコン<9697.T>が反落。同社は9日に、25.3期通期の連結営業利益予想は640億円(前期比12.1%増)と発表した。市場コンセンサスは678億円。

 高品質なコンテンツの創出とデジタル化による長期的な販売により安定的な収益構造を確立する。また、アミューズメント施設事業やアミューズメント機器事業において人気IPや主力コンテンツを活用した展開を図るとともに、映像作品やライセンス商品、eスポーツなどと連携することでIPの持つブランド力の向上に努め、持続的な成長を図る。

 24.3期通期の連結営業利益は571億円(前の期比12.3%増)だった。デジタルコンテンツ事業の販売本数は、4589万本と前期の4170万本を上回った。さらに、これらの主力コンテンツと映像作品やライセンス商品、eスポーツとの連携によるIPの持つブランド力の向上に努めたことも寄与した。

 なお、業績見通しがコンセンサスを下回ったことで、株価は売りが優勢となっている。


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