前場コメント No.9 スペースマーケ、デコルテHD、オンワードHD、ABEJA、くら寿司、アサヒインテック

2024/09/05(木) 11:31
★10:22  スペースマーケット-大幅高 有料自習室 月1万円台 都内店舗10年で2倍=日経
 スペースマーケット<4487.T>が大幅高。5日付の日本経済新聞朝刊が、有料で使う自習室が増加していると報じたことが手がかり。

 記事によれば、東京都内の店舗数はここ10年で2倍になったもよう。静かに集中できる時間と場所をお金で買いたいニーズが強く、社会人が資格取得などのために勉強しているほか、新型コロナウイルス禍をきっかけとしたオンライン学習の定着も背景にあるとしている。

 報道を受けて、空きスペースのマッチングサービスを展開している同社に買いが入っている。

★10:25  デコルテHD-続落 8月度の全社売上高5.5%減
 デコルテ・ホールディングス<7372.T>が続落。同社は4日、8月度の全社売上高は速報値で前年同月比5.5%減だったと発表した。

 複数の台風の上陸・接近に伴う店舗の臨時休業や交通機関の運休などにより顧客の来店・撮影の延期が発生するなど、天候不順の影響も受けて撮影件数が減少した。

★10:27  オンワードHD-反発 8月度の既存店売上高8.0%増 全店は9.2%増
 オンワードホールディングス<8016.T>が反発。同社は4日、8月度の既存店売上高は前年同月比8.0%増だったと発表した。全店は同9.2%増となった。

 同月は、月を通して平年より気温が高く推移したことから、接触冷感やUVケアなどの機能性素材を使用した実需アイテム(カットソーやニット、ワンピースなど)の販売が好調に推移したとしている。

★10:41  ABEJA-急騰 エヌビディアによるサカナAIへの出資を材料視か AI関連が高い
 ABEJA<5574.T>が急騰。生成AIスタートアップのサカナAI(東京都港区)が4日に、米エヌビディアなどから資金調達を実施したと発表したことが材料視されているもよう。

 5日付の日本経済新聞朝刊によれば、サカナAIは今回、事業開発に使う総額200億円規模を調達したようだ。エヌビディアは出資によってサカナAIの大株主になり、生成AIの開発を後押しするとともに、日本における専門人材育成でも連携するとしている。

 同社に関しては今年2月に、政府が国産の生成AIの開発力を強化するため、基盤モデルを開発する国内7者を採択し支援する方針を固めたことがわかったとの報道があった。国内7者には同社とサカナAIが選ばれている。

 今回、エヌビディアがサカナAIへ出資したことを受け、AIによるデジタルプラットフォーム事業を手がける同社にも買いが入っているようだ。AI関連ではLaboro.AI<5586.T>、PKSHA Technology<3993.T>、Appier Group<4180.T>なども高い。

★10:44  くら寿司-7日ぶり反発 8月度の既存店売上高1.5%増 全店は4.0%増
 くら寿司<2695.T>が7日ぶり反発。同社は4日、8月度の既存店売上高は前年同月比1.5%増だったと発表した。全店は同4.0%増だった。
 
 同月の売上高は、劇場版が公開された人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボキャンペーンを展開や、各種フェアを次々に行ったとしている。

★10:46  朝日インテック-MSMUFGが目標株価を引き上げ 再評価の気運高まる
 朝日インテック<7747.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、再評価の気運高まると予想。投資判断は「Overweight」を継続、目標株価を3600円から3900円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーでは、これまで低調だった株価パフォーマンスが8月中旬を起点に好転してきている背景には、成長性に対する市場の評価が変わりつつあるためと考えている。引き続き、株価マルチプルが高い成長性に見合った水準まで切り上がる余地が大きいとみている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,635.62 +83.56
TOPIX 2,694.07 +10.36
グロース250 647.20 -3.13
NYダウ 42,352.75 +341.16
ナスダック総合 18,137.85 +219.37
ドル/円 146.41 -0.53
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ