前場コメント No.2 大成温、カナモト、トラースOP、ミロク、トミタ電機、レナサイエンス

2024/12/09(月) 11:31
★9:02  大成温調-売り気配 30万0100株を売り出し 自社株買いも実施
 大成温調<1904.T>が売り気配。同社は6日、30万0100株の売り出し、ならびに上限4万5000株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。
 
 発行条件は12月16日~12月19日のいずれかの日に決める。売り出し人は水谷日出夫氏、岡田浩二氏。

 併せて、立会外買付取引(ToSTNeT-3)により10万株・4億2000万円を上限とする自己株取得を行うと発表した。
 
 取得期間は12月9日~12月11日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.61%となる。同時に発表した株式の売り出しに伴う需給への影響を緩和する観点から、自己株式の取得を行うとしている。

 なお、株価は売り出しに伴う需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:02  カナモト-買い気配 今期営業益3.6%増見込む 前期は22%増
 カナモト<9678.T>が買い気配。同社は6日、25.10期通期の連結営業利益予想を151億円(前期比3.6%増)に、年間配当予想を80円(前期は80円)にすると発表した。市場コンセンサスは156億円。策定した新中計の重点政策を柱に、将来を見据えた人財投資に加え、経営環境を見極めた有効的な成長投資を実施するとしている。

 24.10期通期の連結営業利益は146億円(前の期比21.8%増)だった。

 併せて、24.10期の期末配当予想を40円から45円(前の期末は40円)に上方修正すると発表した。会社設立60周年の記念配当5円を実施する。年間配当は75円→80円(前の期は75円)となる。

★9:02  カナモト-買い気配 90万株・20億円を上限に自社株買い 割合は2.54%
 カナモト<9678.T>が買い気配。同社は6日、90万株・20億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年12月9日~2025年8月29日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.54%となる。

★9:02  カナモト-買い気配 新中計を策定 29.10期のROE8.2%めざす
 カナモト<9678.T>が買い気配。同社は6日、25.10期から29.10期までの5年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

 「成長戦略と資本効率の改善」、「DX戦略の強化」、「サステナビリティへの取り組み」の3つの重点施策を柱に、事業環境に左右されない確固とした収益基盤の構築と持続可能な社会の実現に向けた貢献をめざす。株主還元方針は、総還元性向50%超を目標に、機動的な自社株買いを実施するとしている。

 数値目標として、29.10期の売上高は2354億円(24.10期は実績値で2072億円)、営業利益は210億円(同145億円)、ROEは8.2%(同6.6%)をめざす。

★9:02  トラースOP-買い気配 3Q累計営業黒字転換 各種受注が堅調
 トラース・オン・プロダクト<6696.T>が買い気配。同社は6日、25.1期3Q累計(2-10月)の営業損益は700万円の黒字(前年同期は7500万円の赤字)だったと発表した。なお、25.1期通期の営業損益予想は400万円の黒字となっており、3Q時点で既に超過している。

 受注型Product事業では、STBおよびサーバーなどの受注が順調に推移するとともに、テクニカルサービス事業においても、システム開発案件の受注が堅調に推移。業務効率化とコストコントロールにより販管費も減少したとしている。

★9:04  ミロク-6日続落 前期最終損益を下方修正 減配も発表
 ミロク<7983.T>が6日続落。同社は6日、24.10期通期の連結純損益予想を従来の1.6億円の黒字から22.9億円の赤字(前の期は4.8億円の黒字)に下方修正すると発表した。

 子会社の南国ミロクにおいて、固定資産の減損損失16億6900万円を、子会社のミロク製作所において、繰延税金資産2億3900万円を取り崩し、法人税等調整額を計上するなど、多額の損失を計上したことを踏まえた。
 
 併せて、24.10期の期末配当予想を10円から2円(前の期末は25円)に下方修正すると発表した。年間配当は20円→12円(前の期は45円)となる。

★9:04  トミタ電機-売り気配 通期営業損益を下方修正 一転赤字へ
 トミタ電機<6898.T>が売り気配。同社は6日、25.1期通期の連結営業損益予想を従来の3600万円の黒字から1億6100万円の赤字(前期は2700万円の赤字)に下方修正すると発表した。

 売上減少により設備稼働率が低下したことで製造コストが上昇したほか、円安による仕入れ原価の上昇なども響いた。

★9:05  レナサイエンス-5日ぶり反発 通期最終益を上方修正 債務免除益を計上
 レナサイエンス<4889.T>が5日ぶり反発。同社は6日、25.3期通期の純損益予想を従来の9100万円の赤字から4600万円の黒字(前期は2億5800万円の赤字)に上方修正すると発表した。

 事業収益については、AMEDの「スマートバイオ創薬等研究支援事業」の採択により2100万円を獲得したことにより、前回発表予想を上回ることになった。また、同社が2020年から実施していたAMEDの医療研究開発革新基盤創成事業が2024年11月に終了したことに伴い、その債務減額(担保としての銀行預金解除)に伴う債務免除益3億0300万円を25.3期3Qに特別利益に計上することも踏まえた。


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