前場コメント No.6 栗田工、西松建、積水ハウス、ＦＲＯＮＴＥＯ、メタウォーター、三菱ガス
★9:38 栗田工業－大和が投資判断を引き下げ 安定成長+αのシナリオが待たれる
栗田工業<6370.T>が急落。大和証券では、安定成長+αのシナリオが待たれると指摘。投資判断は「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」に引き下げ、目標株価は7000円→5000円に引き下げた。
大和では、事業利益は今期510億円（従来同額）、来期520億円（同530億円）、27/3期545億円（同550億円）と予想。28/3期の中計目標720億円にはもう一段の追い込みが必要と感じている。顧客のGHG排出量削減や節水などに寄与するCSVビジネスはユニークであり収益性も高いとされるが、業績貢献には積み上げが必要なこともあり、収益構造への大局的な貢献が見え難いのが残念とコメントしている。
栗田工業<6370.T>が急落。大和証券では、安定成長+αのシナリオが待たれると指摘。投資判断は「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」に引き下げ、目標株価は7000円→5000円に引き下げた。
大和では、事業利益は今期510億円（従来同額）、来期520億円（同530億円）、27/3期545億円（同550億円）と予想。28/3期の中計目標720億円にはもう一段の追い込みが必要と感じている。顧客のGHG排出量削減や節水などに寄与するCSVビジネスはユニークであり収益性も高いとされるが、業績貢献には積み上げが必要なこともあり、収益構造への大局的な貢献が見え難いのが残念とコメントしている。
★9:38 西松建設－東海東京が目標株価を引き上げ 建築の利益率上昇による収益拡大シナリオに変化なし
西松建設<1820.T>が小幅安。東海東京インテリジェンス・ラボでは、建築の利益率上昇による収益拡大シナリオに変化なしとコメント。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価は7000円→7300円に引き上げた。
東海東京では、26/3期も国内の受注環境は良好とみている。土木は着実な公共事業発注や高速道路関連工事で堅調な推移を見込む。ただ、26/3期国内土木は前年の大型物件の反動による受注減少を予想。建築においては総じて需要は好調であり、物流施設、住宅、工場等を中心に受注を積み上げることが可能であるという。また、建築においては、採算重視の受注活動を徹底。物価上昇分の価格転嫁も進展しており、手持ち工事の中身は改善している模様であるとコメントしている。
西松建設<1820.T>が小幅安。東海東京インテリジェンス・ラボでは、建築の利益率上昇による収益拡大シナリオに変化なしとコメント。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価は7000円→7300円に引き上げた。
東海東京では、26/3期も国内の受注環境は良好とみている。土木は着実な公共事業発注や高速道路関連工事で堅調な推移を見込む。ただ、26/3期国内土木は前年の大型物件の反動による受注減少を予想。建築においては総じて需要は好調であり、物流施設、住宅、工場等を中心に受注を積み上げることが可能であるという。また、建築においては、採算重視の受注活動を徹底。物価上昇分の価格転嫁も進展しており、手持ち工事の中身は改善している模様であるとコメントしている。
★9:48 積水ハウス－続落 米トールブラザーズが市場予想下回る決算で急落
積水ハウス<1928.T>が変わらずをはさみ続落。米高級住宅建築・販売のトール・ブラザーズが予想以上の減収減益決算を発表し急落したことが嫌気されているもよう。
トール・ブラザーズの2025年度1Q（11-1月）決算は、売上高が前年同期比4.7％減の18億4100万ドルとなり市場予想の19億600万ドルを下回った。また、純利益も同25.8％減の1億7770万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は1.75ドルと市場予想の2.04ドルを大幅に下回った。20日の米国市場で株価は6％近い下落で終えている。
同社は米国における戸建て住宅事業に注力していることもあり、米住宅大手の決算発表を受けて警戒売りが出ているようだ。住友林業<1911.T>も安い。
積水ハウス<1928.T>が変わらずをはさみ続落。米高級住宅建築・販売のトール・ブラザーズが予想以上の減収減益決算を発表し急落したことが嫌気されているもよう。
トール・ブラザーズの2025年度1Q（11-1月）決算は、売上高が前年同期比4.7％減の18億4100万ドルとなり市場予想の19億600万ドルを下回った。また、純利益も同25.8％減の1億7770万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は1.75ドルと市場予想の2.04ドルを大幅に下回った。20日の米国市場で株価は6％近い下落で終えている。
同社は米国における戸建て住宅事業に注力していることもあり、米住宅大手の決算発表を受けて警戒売りが出ているようだ。住友林業<1911.T>も安い。
★9:50 ＦＲＯＮＴＥＯ－小動き テクノプロ・Ｒ＆Ｄと創薬における研究開発ソリューションに関して業務提携
ＦＲＯＮＴＥＯ<2158.T>が小動き。同社は20日9時、テクノプロ・ホールディングス<6028.T>系のテクノプロ・Ｒ＆Ｄと、創薬における研究開発ソリューションに関する戦略的業務提携契約を締結したと発表した。
両社は、標的分子の特定や仮説生成、ウェット実験、創薬候補化合物のVirtual Screeningの分野で提携を通じて、製薬企業をはじめとする顧客の医薬品開発における成功確率とスピードの向上に貢献するとしている。
ＦＲＯＮＴＥＯ<2158.T>が小動き。同社は20日9時、テクノプロ・ホールディングス<6028.T>系のテクノプロ・Ｒ＆Ｄと、創薬における研究開発ソリューションに関する戦略的業務提携契約を締結したと発表した。
両社は、標的分子の特定や仮説生成、ウェット実験、創薬候補化合物のVirtual Screeningの分野で提携を通じて、製薬企業をはじめとする顧客の医薬品開発における成功確率とスピードの向上に貢献するとしている。
★9:52 メタウォーター－大和が目標株価を引き上げ 2025年度は増額された2024年度計画から増益へ
メタウォーター<9551.T>が小幅高。大和証券では、2025年度は増額された2024年度計画から増益を予想。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は2480円→2500円に引き上げた。
大和では、2024年度通期営業利益は概ね会社計画並みの100億円と予想。前期比1億円の営業増益となる水準だが、米国事業の好調や円安の効果で海外事業の前期比13億円増を見込む一方、人件費や研究開発費、DX関連の減価償却費の増加によって主力の環境エンジニアリング事業(EE事業)やSS事業は同減益を想定した。会社計画では営業利益を従来比7億円増の97億円に増額した。2025年度営業利益は前期比5％増の105億円と予想している。 2025年度大和予想PER10.6倍は過去5年のPERが平均13.6倍、月次レンジ10.9-16.7倍であったことから割安と考えている。
メタウォーター<9551.T>が小幅高。大和証券では、2025年度は増額された2024年度計画から増益を予想。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は2480円→2500円に引き上げた。
大和では、2024年度通期営業利益は概ね会社計画並みの100億円と予想。前期比1億円の営業増益となる水準だが、米国事業の好調や円安の効果で海外事業の前期比13億円増を見込む一方、人件費や研究開発費、DX関連の減価償却費の増加によって主力の環境エンジニアリング事業(EE事業)やSS事業は同減益を想定した。会社計画では営業利益を従来比7億円増の97億円に増額した。2025年度営業利益は前期比5％増の105億円と予想している。 2025年度大和予想PER10.6倍は過去5年のPERが平均13.6倍、月次レンジ10.9-16.7倍であったことから割安と考えている。
★10:03 三菱ガス化学－底堅い 水素供給で欧米2社と提携 メタノールから製造＝日経
三菱ガス化学<4182.T>が底堅い。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社がメタノールから生成する水素の供給に向けて欧米2社と提携したと報じた。
記事によると、米エレメント１のメタノールの水蒸気改質と水素精製のノウハウを活用し、スペインのメタノールリフォーマーが水素生成器を製造するという。同社はメタノール原料を供給する3社で商業化に向けた提携に関する覚書を交わしたとしている。
三菱ガス化学<4182.T>が底堅い。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社がメタノールから生成する水素の供給に向けて欧米2社と提携したと報じた。
記事によると、米エレメント１のメタノールの水蒸気改質と水素精製のノウハウを活用し、スペインのメタノールリフォーマーが水素生成器を製造するという。同社はメタノール原料を供給する3社で商業化に向けた提携に関する覚書を交わしたとしている。
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