〔Market Flash〕企業価値を高めることが最大の「買収防衛策」～ＳＭＢＣ日興

【10:30】企業価値を高めることが最大の「買収防衛策」～ＳＭＢＣ日興

　ＳＭＢＣ日興証券では、日本のM&Aについて取り上げたリポートの中で、2024年は海外企業が日本企業を買収する「Out-In」の金額が、日本企業が海外企業を買収する「In-Out」を上回った（クシュタールによるセブン＆アイへの買収提案を含む）ことを指摘している。これは2008年以降初めてのこと。海外企業によるM&Aを阻むものが少なくなってきた状況に鑑みると、今後はクシュタールの提案のような事例が他業種でも起こり得ることを念頭に置くべきで、企業価値を高めることこそが最大の買収防衛策と捉えるべきとＳＭＢＣ日興ではコメントしている。


【9:45】FOMCでは政策担当者の今後の利下げ見通しなどに注目～東海東京

　東海東京インテリジェンス・ラボでは、米国市場の当面の注目材料の一つに18～19日のFOMCを挙げている。今回は政策金利の据え置きが予想されている。東海東京では、（1）政策担当者の今後の利下げ見通し、（2）ＦＲＢスタッフの米国経済予測、（3）バランスシートの縮小に関する議論の進展―の3点に注目している。特に（1）に関しては、一時25年内1回程度にまで後退していた市場参加者の利下げ見通しが3回弱程度にまで拡大し、昨年12月のFOMC時点での政策担当者の見通し（中央値は25年内2回）を上回ってきていると指摘。12月以降に政策担当者の利下げ見通しがどのように変化したか、その結果は米株市場に少なからぬ影響を与えると考えている。


【8:45】寄り前気配はニッコン、日光電、三井物、マキタが高い気配値

　主力株の寄り前気配では、ニッコンＨＤ<9072>+19.61%、日光電<6849>+8.80%、三井物<8031>+8.10%、マキタ<6586>+8.01%、伊藤忠<8001>+7.98%、アマダ<6113>+6.93%、ミスミＧ<9962>+6.63%、ＴＯＰＰＡＮ<7911>+6.40%、住友商<8053>+6.11%などが高い気配値。

　一方、ニフコ<7988>-4.84%、ＯＢＣ<4733>-4.28%、シマノ<7309>-3.98%、スギＨＤ<7649>-3.49%、東洋水産<2875>-3.33%、サンケン電<6707>-2.47%、東邦ＨＤ<8129>-2.31%、しまむら<8227>-1.88%、トプコン<7732>-1.80%などが安い気配値となっている。