後場コメント No.3 大成建、住友ファーマ、ヤマハ発、三井化学、ローツェ、王子HD

2025/05/13(火) 15:33
★13:04  大成建設-後場下げ幅拡大 今期営業益16%減見込む 減配の見通し
 大成建設<1801.T>が後場下げ幅拡大。同社は13日13時、26.3期通期の連結営業利益予想を1010億円(前期比15.9%減)に、年間配当予想を150円(前期は210円)にすると発表した。市場コンセンサスは1074億円。

 企業の旺盛な投資意欲を反映した民間投資の持ち直しや、底堅い公共投資の持続が見込まれる。一方、米国の政策動向によっては、製造業企業が国内における設備投資を抑制する懸念があるため、顧客企業の設備投資動向をよりいっそう注視するとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は1202億円(前の期比4.5倍)だった。土木事業および建築事業の利益率好転などが寄与した。

★13:06  住友ファーマ-後場上げ幅縮小 今期営業益88%増見込むも材料出尽くし
 住友ファーマ<4506.T>が後場上げ幅縮小。同社は13日13時に、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を540億円(前期比87.5%増)にすると発表した。市場コンセンサスは426億円。

 減収により売上総利益は減少を見込むものの、事業構造改善の効果や為替影響等による販管費ならびに研究開発費の減少や、その他としてアジア事業譲渡による利益などを見込んでいる。

 25.3期通期の連結営業損益(IFRS)は288億円の黒字(前の期は3549億円の赤字)だった。売上収益の増加に加え、北米グループ会社の再編などによる事業構造改善効果の発現や研究開発投資の選択と集中による削減など、グループをあげて合理化を進めたことにより、販管費ならびに研究開発費が大きく減少したことが寄与した。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:09  ヤマハ発動機-後場マイナス転換 1Q営業益44%減 二輪販売減や販管費増加が響く
 ヤマハ発動機<7272.T>が後場マイナス転換。同社は13日13時、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は436億円(前年同期比44.1%減)だったと発表した。市場コンセンサスは656億円。

 ベトナムやブラジルにおける二輪車の販売台数が減少した。コア事業の研究開発費や人件費の増加なども響いた。通期の営業利益見通しは2300億円(前期比26.7%増)を据え置いた。

★13:11  三井化学-もみ合い 今期営業益25%増見込む 前期は6%増
 三井化学<4183.T>がもみ合い。同社は13日13時、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を980億円(前期比25.1%増)に、年間配当予想を150円(前期は150円)にすると発表した。市場コンセンサスは1196億円。

 ICTソリューションセグメントの伸長、ベーシック&グリーン・マテリアルズセグメントの黒字化を見込む。想定為替レートは1米ドル140円。

 25.3期通期の連結営業利益は783億円(前の期比5.7%増)だった。会社計画の940億円から下振れた。ICTソリューションセグメントにおける販売数量が減少したことや、ライフ&ヘルスケアソリューションセグメントにおいて持分法適用会社の減損損失を約80億円計上したことが響いた。

★13:16  ローツェ-岡三が目標株価引き下げ 外部環境の不透明感は残るが一定の業績は維持へ
 ローツェ<6323.T>が堅調。岡三証券では、外部環境の不透明感は残るが一定の業績は維持を予想。レーティングは「強気」を継続、目標株価は2100円→2000円に引き下げた。

 岡三では、主力製品のウエハ搬送装置は、米国製造装置メーカー、台湾ファウンドリ、中国顧客を中心に高い評価を受けており、先端半導体向けでの中長期的な需要が継続すると考えている。中国向けの販売については中国ローカルの半導体メーカーの投資減速が懸念されるものの、主要顧客は半導体製造装置メーカーであり、製造装置の国産化の動きにより投資減少の影響を一部吸収するとコメント。26/2期業績を売上高1274億円(2%増)、営業利益300億円(6%減)と予想している。


★13:18  王子HD-後場下げ幅拡大 今期営業益11%増見込む コンセンサス下回る 前期は7%減
 王子ホールディングス<3861.T>が後場下げ幅拡大。同社は13日13時、26.3期通期の連結営業利益予想を750億円(前期比10.8%増)に、年間配当予想を36円(前期は24円)にすると発表した。市場コンセンサスは879億円。

 成長性のある事業やエリアへの進出を加速する一方、不採算事業の撤退基準を厳格化し、健全で強靭な事業ポートフォリオへの転換を実現するなどの取り組みを通じて28.3期に営業利益1200億円をめざす。次期中期経営計画の詳細は、5月30日に公表する予定。今期の想定為替レートは1米ドル145円とした。

 25.3期通期の連結営業利益は677億円(前の期比6.8%減)だった。会社計画は700億円。海外でのパルプ市況良化や販売数量の増加はあったものの、物流費や人件費などのコスト上昇により減益となった。


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