前場コメント No.6 KDDI、阪急阪神、スクエニHD、GMOインター、JINSHD、MIC

2025/05/15(木) 11:31
★9:14  KDDI-4日続落 今期営業益5%増見込むもコンセンサスを小幅に下回る
 KDDI<9433.T>が4日続落。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を1兆1780億円(前期比5.3%増)に、年間配当予想を80円にすると発表した。市場コンセンサスは1兆1795億円。

 不安定な世界情勢や顧客ニーズの多様化など、事業を取り巻く環境が激しく変化するなか、高品質な5G構築と生成AI・データドリブンの推進、ARPU収入の持続的成長、DX・金融・エネルギーからなる注力領域の成長に加え、コスト構造改革を推進するとしている。

 25.3期通期の連結営業利益(IFRS)は1兆1187億円(前の期比16.3%増)だった。ミャンマー通信事業リース債権引き当てが前期にあったことや、通信ARPU収入の増加、エネルギー事業利益やローソンの取得による持分法投資利益の増加、グロース領域の成長による収入の増加などが寄与した。

★9:14  KDDI-4日続落 1株2307円で自己株TOB 京セラやトヨタが応募予定 自己株の消却も発表
 KDDI<9433.T>が4日続落。同社は14日に、自己株式の取得およびその具体的な取得方法として、自己株式の公開買い付けを行うと発表した。

 自己株式の取得については、1億9600万株・4000億円を上限とした自己株取得枠を設定、取得期間は5月15日から12月23日とした。自己株TOBについては、取得価格は2307円で、買い付け期間は5月15日から6月11日。買付予定数は1億5171万2100株となっている。

 応募予定株式数は、京セラ:1億0836万5800株、トヨタ自動車:4334万6300株であり、合計で1億5171万2100株となる。

 併せて、1億9584万5358株の自己株式を消却すると発表した。消却予定日は2025年5月22日。消却前の発行済株式総数に対する割合は4.47%となる。

★9:17  阪急阪神HD-5日続落 今期営業益5%増見込むもコンセンサス下回る
 阪急阪神ホールディングス<9042.T>が5日続落。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を1164億円(前期比5.0%増)に、年間配当予想を100円(前期は60円)にすると発表した。市場コンセンサスは1189億円。

 運輸収入や旅行の取り扱いが堅調に推移することに加えて、不動産事業における分譲収入の増加、海外不動産事業および情報・通信事業の伸長により、増益を見込んでいる。

 25.3期通期の連結営業利益は1109億円(前の期比4.9%増)だった。前期のスポーツ事業におけるプロ野球関連特需や旅行事業における自治体の支援業務受注などの一時的な要因の反動があったことに加えて、国際輸送事業において貨物の取り扱いが低迷したものの、不動産事業においてマンション分譲戸数が増加したことや、都市交通事業や海外旅行の需要回復などが寄与した。

★9:17  阪急阪神HD-5日続落 170万株・58億円を上限に自社株買い 株主優待制度の拡充も発表
 阪急阪神ホールディングス<9042.T>が5日続落。同社は5月14日、170万株・58億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月21日~2025年9月22日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.71%となる。

 また、自己株式を消却することも発表。消却予定日は2025年10月31日。消却する株式の総数は、2025年9月30日時点において、消却後に保有する自己株式数が、消却後の発行済株式総数の5%以下となるために消却すべき最小の自己株式数としている。

 併せて、株主優待制度の変更(拡充)も発表した。従来の保有株式数区分「200~479株」「480~999株」の枠を、それぞれ「200~399株」「400~999株」に変更する。また、継続保有期間1年以上かつ保有株式数400株以上の株主を対象に優待内容を拡充し、株主優待乗車証(4回カード(4回乗車分))1枚を追加で贈呈するとした。

★9:19  スクエニHD-8日続伸 今期営業益1%増見込む 前期は25%増
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が8日続伸。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を410億円(前期比1.0%増)にすると発表した。市場コンセンサスは434億円。

 環境変化に対応したコンテンツ開発と収益機会の多様化を図ることによって、強固な収益基盤を確立する取り組みを進めるとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は406億円(前の期比24.6%増)だった。デジタルエンタテインメント事業が、開発費の償却負担や広告宣伝費およびコンテンツ評価損が前年から減少したことなどに加え、2024年11月に発売した「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の販売が当初の想定を上回ったことなどにより、増益となった。アミューズメント事業やライツ・プロパティ等事業が増益となったことも寄与した。

 併せて、25.3期の期末配当予想を43円→101円(前期は28円)に修正することも発表した。年間配当は81円→129円(前期は38円)となる。

★9:19  スクエニHD-8日続伸 9月30日を基準日に1株を3株に株式分割
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が8日続伸。同社は5月14日、株式分割を行うと発表した。基準日を2025年9月30日として普通株式を1株につき3株の割り合いで分割する。

★9:20  GMOインターネット-売り気配 株式の売り出しを発表 上場維持基準の充足めざす
 GMOインターネット<4784.T>が売り気配。同社は14日に、9170万株の売り出しを行うと発表した。発行条件は年5月29日に提示される予定の仮条件に基づき、6月5日~6月10日のいずれかの日に決める。売り出し人はGMOインターネットグループ<9449.T>。

 今回の売り出しは、上場維持基準の充足をめざしたものとなる。

★9:20  GMOインターネット-売り気配 1Q連結営業利益23倍 売り出しも発表
 GMOインターネット<4784.T>が売り気配。同社は14日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は16.3億円(前年同期比23.3倍)だったと発表した。

 インターネットインフラ事業において、ドメインやサーバー、インターネット接続といった既存事業の売り上げ・利益が堅調に推移した。一方で、2024年11月より提供を開始した新規事業である「GMO GPUクラウド」の立ち上げ期間となり投資が先行する形となった。

 併せて、株式の売り出しも発表した。上場維持基準の充足をめざし、親会社であるGMOインターネットグループ<9449.T>が放出する。

★9:20  ジンズHDー東海東京が目標株価を引き上げ 付加価値を付けた商品販売に強い点に注目
 ジンズホールディングス<3046.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、付加価値を付けた商品販売に強い点に注目。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は8000円→10900円に引き上げた。

 東海東京では、付加価値を付けた商品販売に強い点に注目。25/8期売上高は前年比15.8%増の961億円、営業利益は同53.1%増の120億円と予想している。修正会社計画営業利益108億円より強気にみる理由は、高付加価値商品を主軸として販売好調による売上拡大効果を見込むためという。 26/8期売上高は前年比7.5%増の1033億円、営業利益は同12.5%増の135億円、国内アイウエア事業の既存店売上高は前年比3.0%増と予想している。

★9:21  MIC-急騰 今期営業益30%増見込む 前期は89%増
 MIC<300A.T>が急騰。同社は14日、26.3期通期の営業利益予想を13.0億円(前期比30.2%増)に、年間配当予想を37円(前期は27.5円)にすると発表した。各顧客に応じたサービス提供により増収をめざす。また生産性向上により、さらなる利益率の改善を予定している。

 25.3期通期の営業利益は10.0億円(前の期比88.6%増)だった。既存・新規顧客ともに売上高は順調に推移した。売上原価率が改善したことも寄与した。

 併せて、25.3期の期末配当を従来予想の24円に対し27.5円に決定したことも発表した。年間配当も同額となる。


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