後場コメント No.5 王子HD、ANYCOLOR、ispace、川崎船、資生堂、オリンパス

2025/05/26(月) 15:30
★14:28  王子HD-野村が目標株価引き下げ 予想は減額だが株主還元拡充を評価
 王子ホールディングス<3861.T>がもみ合い。野村証券では、予想は減額だが、株主還元拡充を評価。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を770円→760円に引き下げた。

 野村では、4月末に中国のパルプ市況が下落したことを踏まえ、26.3期以降の営業利益予想を減額修正。一方で、資本効率を意識した経営や株主還元は前進していると評価した。直近株価ベースで26.3期の総還元利回り(配当+自己株取得)は12%前後と高水準が期待できると想定している。

★14:30  ANYCOLOR-3日続伸 コーエーテクモゲームスの著作物の利用に関する包括的許諾契約締結
 ANYCOLOR<5032.T>が3日続伸。同社は26日11時に、コーエーテクモホールディングス<3635.T>傘下のコーエーテクモゲームス(神奈川県横浜市)との間で、コーエーテクモゲームスの著作物の取り扱いに関して、包括的な許諾を受けることに合意したと発表した。

 この契約を通じて、ファンによりいっそう楽しんでもらえる環境を整えるとともに、ゲーム著作権の適切な保護を図りつつ、ゲーム配信文化のさらなる発展をめざすとしている。

★14:32  ispace-大幅に3日続落 ハイツキャピタルの保有割合減少 14.36%→12.00%
 ispace<9348.T>が大幅に3日続落。同社について、ハイツ・キャピタル・マネジメントの保有割合が減少した。5月23日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有比率は14.36%→12.00%となる。

★14:44  川崎汽船-反発 DXの一環で新船舶運航管理プラットフォーム導入
 川崎汽船<9107.T>が反発。同社は26日、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、Veson Nauticalが提供する運航管理プラットフォーム「Veson IMOS Platform(IMOS)」を導入したと発表した。

 同社はこれまで傭船契約、収支管理など、業務に特化した複数のシステムを利用していたが、IMOSの導入により業務プロセスの一元化・標準化する。単なるシステム代替にとどまらず、IMOSの導入によって事業環境の変化へ迅速に適応する能力を身に付けると同時に、レガシー企業文化から脱却するとしている。

★14:54  資生堂-みずほが目標株価引き下げ グローバル化粧品市場を警戒
 資生堂<4911.T>が3日続伸。みずほ証券では、グローバル化粧品市場を警戒。投資判断「中立」を継続、目標株価を3100円→2300円と引き下げた。

 みずほでは、25.12期から効果が出始めているグローバルコスト削減・構造改革は1Qでは計画通り進ちょくしたが、売り上げが弱く、今後も日本以外の地域がリスクであると指摘。特に米国は市場の低調に加えて、同社のブランドのシェアも落ちており(NARSとDrunkElephant/DE。2ブランド計の米国売り上げ構成比は40%強)、減損リスクを抱えている。株価は今後の世界景気動向によるところが大きいが、不透明感が払拭されるまでは、株価は上昇しづらいだろうと指摘している。

★14:58  オリンパス-みずほが目標株価引き下げ 関税インパクト・一過性費用増を織り込む
 オリンパス<7733.T>が5日続落。みずほ証券では、関税インパクト・一過性費用増を織り込み業績予想を下方修正。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を3200円→2700円に引き下げた。

 みずほでは、関税影響300億円を織り込み、2025年7月以降に日本製品に対し関税が24%に引き上げられる前提とした。また、FDA品質対応費用、一過性費用120億円、持分法損失などを織り込んだ。まずは関税影響に関し想定される最大額を織り込み、関税率・緩和策を見ながら業績予想の変更を検討している。アップサイドは中国の需要回復によるミックス改善であるが、1-3月期の世界各社の決算を見る限り想定しにくいとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,833.62 +109.51
TOPIX 2,780.19 +10.70
グロース250 741.88 +5.16
NYダウ 42,343.65 +740.58
ナスダック総合 19,199.16 +461.96
ドル/円 144.59 +0.23
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ