前場コメント No.4 JESHD、トレファク、円谷フィール、大盛工業、ispace、萩原工業

2025/06/10(火) 11:30
★9:05  JESHD-SMBC日興が目標株価を引き上げ 低ベータ、高ビジビリティが生きる局面
 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544.T>が反落。SMBC日興証券では、低ベータ、高ビジビリティが生きる局面と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3700円→4800円に引き上げた。

 SMBC日興では、25/3期4Q決算では、リニューアル台数がQoQ+90台(+17%)と想定通り大きく拡大したことを受けて、JIK(関西JIC)のキャパシティ拡大進捗やリニューアル需要環境への懸念が払拭されたという。また、決算後にPERの拡大が見られているが、米関税によって株式市場の不透明感が強まる中、マクロ環境の変動に業績が影響されづらく選好されやすいとみている。

★9:05  トレファク-4日ぶり反発 3月度の既存店売上高5.2%増 全店は13.3%増
 トレジャー・ファクトリー<3093.T>が4日ぶり反発。同社は9日、5月度の既存店売上高は速報値で前年同月比5.2%増だったと発表した。全店は同13.3%増だった。

 同月は、不安定な天候が続いたものの、気温の上昇に伴い夏物衣料の販売が伸長したこと、白物家電の販売伸長などにより生活家電が堅調に推移したこと、生活雑貨やホビー用品も堅調だったことなどが寄与した。

★9:06  円谷フィールズ-東海東京が目標株価を引き上げ パチスロのブランド力向上を高く評価
 円谷フィールズホールディングス<2767.T>が大幅続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、パチスロのブランド力向上を高く評価。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は2390円→2540円に引き上げた。

 東海東京では、注目ポイントとして、(1)「モンスターハンターライズ」、「東京喰種」、「バイオハザード5」と、25/3期Q3以降投入のスマスロが連続して高稼働を記録、追加販売も実施するなどパチスロのブランド力向上が顕著で、26/3期以降もパチスロ販売好調が見込まれる、(2)26/3期には主力パチンコ「エヴァンゲリオン」の新台投入を想定、(3)「ウルトラマン」カードゲームはやや軟調に推移も、玩具やアパレルなどの海外ランセンスは好調に推移、高い認知度を背景に「ウルトラマン」のグローバル・ライセンス収入の着実な拡大は可能と考える、ことなどを挙げた。

★9:06  大盛工業-3日続伸 3Q累計営業益37%増 建設事業で増収増益
 大盛工業<1844.T>が3日続伸。同社は9日、25.7期3Q累計(8-4月)の連結営業利益は7.2億円(前年同期比37.1%増)だったと発表した。

 主力の建設事業セグメントで増収増益を達成。工事原価の低減や工事収益の向上などに取り組み、新規工事の受注にも注力した。

★9:10  ispace-大幅安 きょうは制限値幅の下限拡大 3%安で寄り付く
 ispace<9348.T>が大幅安。同社が6日に「Mission 2 SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON(ミッション2)」を終了すると発表したことが引き続き嫌気されている。

 ミッション2失敗を受けて、6日・9日は2営業日連続でストップ安比例配分で取引を終了。きょうは制限値幅の下限が拡大されており、基準値段594円に対しストップ安は194円となる。なお、株価は9時5分に574円(前日比3.4%安)で寄り付いた。

★9:12  萩原工業-3日続伸 上期営業益31%減も悪材料出尽くし
 萩原工業<7856.T>が3日続伸。同社は9日、25.10期上期(11-4月)の連結営業利益は9.0億円(前年同期比30.8%減)だったと発表した。上期の会社計画の11.6億円から下振れた。

 合成樹脂加工製品事業において、建築、土木関連の需要減少でシートの低迷が続いたほか、コンクリート補強繊維「バルチップ」が海外の鉱山市場における競争環境の激化により減収となった。基幹システム更新費用や、新型設備稼働に伴う償却増なども響いた。

 なお、株価は下げて始まったものの、売り圧力は限定的。悪材料出尽くしとの見方から早々に切り返してプラス圏に浮上している。


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