前場コメント No.6 ニッソウ、石川製、トーホー、大塚商、空港施設、スカイマーク

2025/06/13(金) 11:30
★9:50  ニッソウ-大幅反発 3Q累計最終益3倍 優待拡充も発表
 ニッソウ<1444.T>が大幅反発。同社は12日、25.7期3Q累計(8-4月)の連結純利益は2.0億円(前年同期比3.0倍)だったと発表した。持分法適用会社であった安江工務店の株式を譲渡したことにより、特別利益を計上したことなどが寄与した。

 併せて、株主優待制度を拡充すると発表した。2025年7月末日以降の株主から「ニッソウ・プレミアム優待倶楽部」における進呈条件を変更し、新たに保有株数「300株~499株」および「500株~699株」の区分を新設するとしている。

★9:50  石川製作所-大幅続伸 イスラエルがイランを空爆と伝わる 防衛関連が高い
 石川製作所<6208.T>が大幅続伸。イスラエル軍が12日(現地時間)に、イランを空爆したと伝わったことが材料視されている。米ニュースサイトのアクシオスが関係者の話として報じた。

 中東情勢悪化による地政学リスクが意識され、防衛機器を手掛ける同社に買いが入っている。防衛関連では細谷火工<4274.T>、豊和工業<6203.T>なども高い。

★9:57  トーホー-急落 1Q営業益10%減 シンガポール子会社の売上総利益率低下などが響く
 トーホー<8142.T>が急落。同社は12日、26.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は18.0億円(前年同期比10.0%減)だったと発表した。

 食品スーパー事業の撤退が増益に寄与した一方、シンガポール子会社の売上総利益率の低下や既存事業の物流費の上昇などが響いた。

★9:57  大塚商会-大和が目標株価を引き上げ PC特需反動減は杞憂か
 大塚商会<4768.T>が続落。大和証券では、PC特需反動減は杞憂かと指摘 。投資判断は「1(買い)」を継続し、目標株価は4000円→4400円に引き上げた。

 大和では、25年12月期はWindows10サービス終了前特需あり、比較的強い増収増益を予想。PC出荷は第1四半期の54万台から下期に向け低減予想で、通期の着地は180万台と予想している。26年12月期は増益予想。これはPC除く継続事業が過去2年コンスタントに約1000億円増収、約80億円営業増益を確保し、PC反動減を吸収すると分析したものという。

★10:02  空港施設-大和が目標株価引き上げ 上場市場の見直しから株主還元強化が可能に
 空港施設<8864.T>が3日続落。大和証券では、上場市場の見直しから株主還元強化が可能になると判断。投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を680円→900円と引き上げた。

 同社は5月の本決算発表時に東証プライム市場からスタンダード市場への上場市場の見直しを発表し、今後はこれまで慎重に配慮してきたプライム上場基準に縛られない株主還元強化が可能となる見込み。今回、従来の配当性向40%以上の方針から配当性向60%あるいはDOE3%のいずれか高い方へと変更。これにより26.3期および27.3期の大和予想配当利回りはそれぞれ4.5%、5.0%と魅力的な水準となっている。また、配当強化だけでなく、自己株式取得も検討していくもよう。大和では29.3期のROE6%目標に向けて年間7億円の自己株式取得を4年間続けると予想している。

★10:03  スカイマーク-大和が目標株価引き下げ 来期以降は機材増強効果が見込めよう
 スカイマーク<9204.T>が3日続落。大和証券では、来期以降は機材増強効果が見込めると想定。投資判断は「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を930円→560円に引き下げた。

 大和では、同社はこれまで繰越欠損金により税負担軽減影響が生じていたことから、税前利益ベースでの比較とし、国内旅客のみの同社は国際旅客で稼ぐ大手航空2社に対して低位の水準での評価とした。コスト増などもあり国内航空旅客の収益環境は厳しいものの、27.3期からの供給座席数の拡大による業績拡大期待が持てると判断している。


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