前場コメント No.7 ライフドリンク、JCRファーマ、東宝、リップス、テンダ、テラスカイ

2025/07/16(水) 11:31
★9:22  ライフドリンク-大和が投資判断を引き上げ 最高値更新へ、中期成長シナリオ加速
 ライフドリンク カンパニー<2585.T>が急反発。大和証券では、最高値更新へ、中期成長シナリオ加速を予想。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「1(買い)}に引き上げ、目標株価は1800円→2600円に引き上げた。

 大和では、営業利益は26/3期:65億円(同+37%)、27/3期:77億円(同+18%)、28/3期:87億円(同+13%)と予想。御殿場工場のフル稼働、発表済みの複数のM&A(Oビバレッジ社の九州の日田工場、山中湖工場、ポッカサッポロフード&ビバレッジ社から取得予定の群馬工場)、御殿場工場の第2号ライン増設などが寄与し、2桁増益、最高益更新が続くと予想している。中期的な利益成長を織り込む形で、最高値(終値ベースで2527円,2024年12月3日)更新へ株価評価は高まってくると考えている。


★9:25  JCRファーマ-急騰 アキュメンとJBC技術に関するライセンスのオプション契約締結
 JCRファーマ<4552.T>が急騰。同社は15日に、Acumen Pharmaceuticals(米国マサチューセッツ州 以下、アキュメン)とアルツハイマー病の病理学的要因であるアミロイドベータオリゴマー(以下、AβO)を標的とする新たな血液脳関門通過型治療薬の開発をめざして、同社独自のJ-Brain Cargo(以下、JBC)技術に関するライセンスのオプション契約を締結したと発表した。

 この契約は、同社のJBC技術とアキュメンのAβO選択的抗体sabirnetugを組み合わせた血液脳関門通過型アルツハイマー病治療薬を開発することを目的としている。
 この契約により、同社はアキュメンから契約一時金を受領するほか、アキュメンによるオプション権行使後には、開発マイルストーンフィーとして最大4000万米ドル、販売マイルストーンフィーとして最大5億1500万米ドル、合計で最大5億5500万米ドル(約805億円、1ドル145円換算)、加えて、販売後は正味売上高に応じた段階的ロイヤルティを受領する権利を有するとしている。

★9:29  東宝-野村が目標株価を引き上げ 安心感のある営業利益
 東宝<9602.T>が急伸。野村証券では、安心感のある営業利益と指摘。投資評価は「Neutral」を継続し、目標株価は8200円→8600円に引き上げた。

 野村では、26.2期Q1は営業利益が193億円と野村予想173億円を上振れた点に注目。主な上振
れ要因はIP・アニメ事業および不動産賃貸事業であるという。足元でも「国宝」がヒットしていることや、セグメント内訳の微調整等により、26.2期の利益予想を引き上げ、今後は27.2期公開の大型作品の発表や、アニメラインナップの更なる拡充等を待ちたいとしている。

★9:33  リップス-急騰 3Q累計営業益7.6億円 小売店への配荷が拡大
 リップス<373A.T>が急騰。同社は15日、25.8期3Q累計(9-5月)の営業利益は7.6億円だったと発表した。上期時点の営業利益は4.7億円だったので、3Qは順調に利益が伸長。通期の会社計画9.1億円に対する進ちょくは83.8%となっている。

 ヘアワックスシリーズを中心に小売店への配荷が拡大したことに加え、Amazonを中心とするEC通販サイトにおいて「スタイリストシャンプー&トリートメント」などの出荷が引き続き伸長したことが寄与した。

★9:34  テンダ-急落 今期営業益28%増見込むも前期の計画下振れや今期の減配見通しを嫌気
 テンダ<4198.T>が急落。同社は15日、26.5期通期の連結営業利益予想を5.5億円(前期比28.4%増)に、年間配当予想を22円(前期は27円)にすると発表した。

 AI技術の活用を企業成長の重要な柱と位置づけ、DXソリューション事業およびTechwiseコンサルティング事業において、AIを活用した業務改善支援、業務自動化、意思決定支援などのサービス提供を強化するという。

 25.5期通期の連結営業利益は4.3億円(前の期比21.6%減)だった。会社計画の5.0億円から下振れた。ゲームコンテンツ事業において、連結子会社化したSkyartsが貢献し増収となったものの、成長投資である人件費やのれん償却費の増加により減益となった。

 なお株価は、前期の計画下振れや今期の減配見通しが嫌気され、売りが優勢となっている。
  

★9:35  テラスカイ-急落 1Q営業益6.4%増もコンセンサス下回る
 テラスカイ<3915.T>が急落。同社は15日、26.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は3.2億円(前年同期比6.4%増)だったと発表した。市場コンセンサスは5.1億円。

 ソリューション事業におけるセールスフォース関連事業およびGoogle Cloud関連事業の受注好調、高稼働率などが業績をけん引したとしている。
 
 なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。


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