前場コメント No.7 ソフトバンクG、フリー、小池工、山岡家、パンパシHD、マネフォワード

2025/09/11(木) 11:34
★9:55  ソフトバンクG-新高値 アーム株9%超の上昇など材料視 アドバンテストも高値更新
 ソフトバンクグループ<9984.T>が新高値。同社傘下であるアームホールディングス(以下、アーム)の株価急騰などが好感されている。
 
 10日の米国市場では、クラウド部門の売上高見通しを上方修正したオラクルが36%高で終了。AI関連が買われエヌビディアも4%近い上昇だった。また、アームは米国時間9日にAI向け半導体の設計プラットフォーム「Lumex(ルメックス)」を発表しており、このことも材料視され9%超の上昇で終えた。

 アーム株や米AI関連株の上昇を受け、同社も引き続き買いが入っている。アドバンテスト<6857.T>とフジクラ<5803.T>もも上場来高値を更新している。

★9:55  フリー-SMBC日興が投資評価を引き上げ 成長力に対して株価は割安感強い
 フリー<4478.T>が続伸。SMBC日興証券では、成長力に対して株価は割安感強いと指摘。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は3900円→4400円に引き上げた。

 SMBC日興では、現状の株価水準はSaaS企業とのバリュエーション比較を行うと、売上成長率に対して割安な水準と考えている。業績予想では将来の値上げを織り込んでいないが、ブルシナリオは将来の値上げ(2年に1回)を織り込み91%の株価アップサイドを示唆。25/6期4Q決算において、利益率が横ばいの26/6期会社予想を提示し、株価は決算後に最大24%下落したと言及した。ARR344億円(25年6月末時点)の顧客基盤をもっており、投資のコントロール次第では十分に利益拡大が可能とみている。引き続き同社を取り巻く業界環境は良好と考え、成長余力の再評価に期待している。

★10:02  小池酸素工業-反発 通期最終益を上方修正 為替差損益の不備を修正
 小池酸素工業<6137.T>が反発。同社は10日、26.3期通期の連結純利益予想を従来の28.0億円から28.7億円(前期比21.0%減)に上方修正すると発表した。

 今年度4月に稼働したオラクルERPシステムの導入に伴い生じた為替差損益の不備などにより、1Q決算を修正したことを踏まえた。
 

★10:05  丸千代山岡家-3日ぶり反発 8月度の既存店売上高21%増
 丸千代山岡家<3399.T>が3日ぶり反発。同社は10日、8月度の既存店売上高は速報値で前年同月比21.0%増だったと発表した。客数は同17.8%増、客単価は同2.7%上昇となった。
  

★10:07  パンパシHD-反落 8月度の既存店売上高3.4%増 全店は4.9%増
 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>が反落。同社は10日、8月度の国内リテール事業における既存店売上高は速報値で前年同月比3.4%増だったと発表した。全店は同4.9%増だった。
 

★10:10  マネーフォワード-SMBC日興が投資評価引き下げ AI戦略による業績押し上げを待ちたい
 マネーフォワード<3994.T>が大幅続落。SMBC日興証券では、AI戦略による業績押し上げを待ちたいとし、投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」に引き下げ、目標株価は6400円→6700円へ引き上げた。

 SMBC日興では、業績予想を修正しDCF(ディスカウントキャッシュフロー)モデルによる目標株価を引き上げるが、株価アップサイドが縮小したことに鑑みて投資評価を変更した。株価は7月24日にアクティビスト投資家による大量保有が判明して以降、約2割上昇しており、評価拡大にはさらなる売り上げ・利益成長の加速が必要と考えている。他方、今期以降実装が進むとみられるAI関連プロダクトによる中堅企業のARPA成長が進み、中小企業向けの価格改定が2年おきに行われるブルシナリオでの株価アップサイドは大きいとした。


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