後場コメント No.2 ヤマハ、両毛シス、マイネット、ウェルネオ、SOMPOHD、アニコムHD

2025/09/17(水) 15:30
★13:00  ヤマハ-MSMUFGが目標株価引き下げ 楽器の下振れリスク後退待ち
 ヤマハ<7951.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、楽器の下振れリスク後退待ちと判断。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を1150円→1100円に引き下げた。

 MSMUFGでは、株価バリュエーションは低位、また成長軸としての音響機器事業の魅力は健在だが、収益基盤の楽器事業に業績下振れリスクが残ると指摘。中計で業績安定化が期待された楽器事業では、対米関税による米国での需要や競争環境悪化、ピアノの世界的な市場調整が生じるなど、業況は厳しさを増しているとした。ピアノでは、中国市場の調整が続く中、供給が他国へ波及し、需給が乱れているとも推測。株式市場が注目する同社のピアノ在庫の削減には従来よりも時間を要する可能性があるとしている。

★13:06  両毛システムズ-後場プラス転換 上期営業益を上方修正 受注状況および案件遂行が順調
 両毛システムズ<9691.T>が後場プラス転換。同社は17日13時、26.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の6.5億円から10.0億円(前期比57.5%増)に上方修正すると発表した。

 1Qから顧客の情報化投資を受け、すべての製品・サービス分野において、受注状況および案件遂行は順調に推移しており、収益が当初計画を上回る見込みとなったことを踏まえた。

 なお、通期の業績予想については、下期案件が上期に前倒しになったことや、受注時期に不確定な部分もあることに加え、米国の関税措置に伴う影響の不透明感が継続していることから、据え置くとしている。
 

★13:10  マイネット-後場上げ幅拡大 Jリーグ公式トレカのブラウザゲーム開始へ
 マイネット<3928.T>が後場上げ幅拡大。同社は17日13時、日本プロサッカーリーグ(東京都千代田区 以下、Jリーグ)と協業し、新サービス「J.LEAGUE FANTASY CARD」をJリーグ特別大会(仮称)の開幕に合わせて提供を開始すると発表した。
 
 同サービスは、Jリーグ公式デジタルカードとして希少性の高い選手カードを「集める」喜びと、実際の試合と連動して「遊ぶ」楽しみを融合させた新しいJリーグ体験となる。対応プラットフォームはブラウザとしている。

★13:16  ウェルネオシュガー-後場プラス転換 9000株・2800万円を上限に自社株買い 割合は0.03%
 ウェルネオシュガー<2117.T>が後場プラス転換。同社は17日13時05分、9000株・2800万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年10月6日~10月17日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.03%となる。

 同社の中長期的な企業価値向上に対する従業員のモチベーション喚起を企図した「従業員持株会向けインセンティブ・プラン(特別奨励金スキーム)」を実施することを同日開催の同社取締役会で決定し、第三者割当による自己株式の処分を行うことについて決議したという。同施策の実施にあたり従業員持株会に対して割り当てる予定の上限数である同社普通株式9000株の自己株式を確保するため自己株式取得を行うとしている。
 
   

★13:32  SOMPO-みずほが目標株価引き上げ 27.3期に向けたROE改善に期待
 SOMPOホールディングス<8630.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、短期的なカタリストへの期待は低下も27.3期に向けたROE改善に期待。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を5090円→5690円に引き上げた。

 みずほでは、26.3期1Q決算ならびに直近公表済みのM&Aを業績予想に反映。大型M&Aの実施により一時的にESRが低下することから、短期的には株主還元の上振れ期待は抱きにくく、他社比で見劣りする面もあるとみている。一方、政策株式の売却が進むことで資本比率の改善は今後も期待できるとした。また、27.3期は中期経営計画の最終年になるが、修正ROE(IFRSベース)目標の13~15%の達成に向けてはさらなる利益の上積みや機動的な資本水準調整が必要とし、27.3期のROEの上振れをカタリストとして注目している。

★13:35  アニコムHD-3日ぶり反落 ペットの感情を判定するAIシステムが米国で特許取得
 アニコム ホールディングス<8715.T>が3日ぶり反落。同社は17日、AIを用いてペットの動画から感情を判定するシステムとその感情判定方法について、日本での登録に続き、米国での特許を現地時間の2025年9月16日付で取得したと発表した。
 
 同システムは、ペットが撮影された動画の中から、AIがペットの行動を検出し、その行動をもとにペットの感情を判定するという。同社グループにおいて、日本国外での特許取得は初めてとなるとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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