前場コメント No.4 ソフトバンクG、イタミアート、トヨタ、インタトレード、大特鋼、稀元素
★9:20 ソフトバンクG-急落 米ハイテク株安など嫌気 上昇一服感から手じまい売り強まる
ソフトバンクグループ<9984.T>が急落。米ハイテク株の下落などが嫌気されている。
前日の米国市場ではアルファベット、エヌビディアなどのAI関連株が下落。NYダウが上昇した一方で、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は下げた。また、大引け後に決算を発表した半導体大手の米テキサス・インスツルメンツは時間外で急落している。
同社はこのところAI関連の代表格として株価が大きく上昇しており、前日は25735円の上場来高値を付けた。昨年末比の上昇率は2.8倍となる。高市トレードで特に商いが活況だった銘柄でもあり、前日は最高値更新後にマイナスへ転じた。きょうは上昇一服とみた手じまい売りが一段と強まり、足元で9%を超える下落となっている。
これまでAI関連として相場上昇をけん引していたアドバンテスト<6857.T>やレーザーテック<6920.T>、フジクラ<5803.T>なども安い。
ソフトバンクグループ<9984.T>が急落。米ハイテク株の下落などが嫌気されている。
前日の米国市場ではアルファベット、エヌビディアなどのAI関連株が下落。NYダウが上昇した一方で、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は下げた。また、大引け後に決算を発表した半導体大手の米テキサス・インスツルメンツは時間外で急落している。
同社はこのところAI関連の代表格として株価が大きく上昇しており、前日は25735円の上場来高値を付けた。昨年末比の上昇率は2.8倍となる。高市トレードで特に商いが活況だった銘柄でもあり、前日は最高値更新後にマイナスへ転じた。きょうは上昇一服とみた手じまい売りが一段と強まり、足元で9%を超える下落となっている。
これまでAI関連として相場上昇をけん引していたアドバンテスト<6857.T>やレーザーテック<6920.T>、フジクラ<5803.T>なども安い。
★9:22 イタミアート-急落 高市首相が早期の衆院解散に否定的な見解を示す
イタミアート<168A.T>が急落。高市早苗首相が21日、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、早期の衆院解散に否定的な見解を示したことが材料。
21日付の日経電子版の記事によると、早期の衆院解散に否定的な見解を示し、経済対策が最優先だとして「いますぐに解散どうのこうのと言っているひまはない」と話したとしている。
同社は、のぼり旗、たすき、腕章、選挙カー用マグネットシートなどを手がけており、首班指名選挙前には衆院早期解散への思惑から買いが入っていた。しかし、高市氏の発言によってその期待がはく落したことから大きく売られている。
イタミアート<168A.T>が急落。高市早苗首相が21日、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、早期の衆院解散に否定的な見解を示したことが材料。
21日付の日経電子版の記事によると、早期の衆院解散に否定的な見解を示し、経済対策が最優先だとして「いますぐに解散どうのこうのと言っているひまはない」と話したとしている。
同社は、のぼり旗、たすき、腕章、選挙カー用マグネットシートなどを手がけており、首班指名選挙前には衆院早期解散への思惑から買いが入っていた。しかし、高市氏の発言によってその期待がはく落したことから大きく売られている。
★9:33 トヨタ-新高値 米GM上方修正や円安進行を好感 自動車株に買い
トヨタ自動車<7203.T>が新高値。米ゼネラル・モーターズ(GM)の株価急騰や円安進行が好感されている。
GMは21日に7-9月決算を発表。純利益は前年同期比で減少したものの、関税影響の縮小などを背景に通期の見通しを引き上げた。これが好感されてGM株は15%近い上昇で終えた。また、積極財政や金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が新首相に就任したことを手掛かりに円安が進行。夜間に1ドル152円台を付ける場面があった。
米自動車大手の業績見通しや円安進行を受け、国内自動車株にも買いが入っている。ホンダ<7267.T>、SUBARU<7270.T>、マツダ<7261.T>、デンソー<6902.T>なども高い。
トヨタ自動車<7203.T>が新高値。米ゼネラル・モーターズ(GM)の株価急騰や円安進行が好感されている。
GMは21日に7-9月決算を発表。純利益は前年同期比で減少したものの、関税影響の縮小などを背景に通期の見通しを引き上げた。これが好感されてGM株は15%近い上昇で終えた。また、積極財政や金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が新首相に就任したことを手掛かりに円安が進行。夜間に1ドル152円台を付ける場面があった。
米自動車大手の業績見通しや円安進行を受け、国内自動車株にも買いが入っている。ホンダ<7267.T>、SUBARU<7270.T>、マツダ<7261.T>、デンソー<6902.T>なども高い。
★9:38 インタートレード-急騰 ステーブルコイン「銀行預金を一部代替も」 日銀副総裁が言及=日経
インタートレード<3747.T>が急騰。22日付の日本経済新聞朝刊は、日銀の氷見野良三副総裁が21日、「(法定通貨の価値に連動する)ステーブルコインは銀行預金の役割を部分的に代替し、国際決済システムの主要なプレーヤーとして浮上する可能性がある」と話したと報じた。米調査会社ユーラシア・グループが主催したイベントで講演したという。
報道を受け、金価格連動型ステーブルコイン「ジパングコイン」の取引システムなどを手掛ける同社や、子会社を通じてステーブルコイン関連事業を行うSpeee<4499.T>、円建てステーブルコインを発行するJPYC(東京都千代田区)に出資しているアステリア<3853.T>などに買いが入っている。
インタートレード<3747.T>が急騰。22日付の日本経済新聞朝刊は、日銀の氷見野良三副総裁が21日、「(法定通貨の価値に連動する)ステーブルコインは銀行預金の役割を部分的に代替し、国際決済システムの主要なプレーヤーとして浮上する可能性がある」と話したと報じた。米調査会社ユーラシア・グループが主催したイベントで講演したという。
報道を受け、金価格連動型ステーブルコイン「ジパングコイン」の取引システムなどを手掛ける同社や、子会社を通じてステーブルコイン関連事業を行うSpeee<4499.T>、円建てステーブルコインを発行するJPYC(東京都千代田区)に出資しているアステリア<3853.T>などに買いが入っている。
★9:49 大同特殊鋼-大幅反発 重希土を使わない磁石を開発 注文増で生産量3倍へ向けた投資計画と伝わる
大同特殊鋼<5471.T>が大幅反発。東洋経済オンラインが21日、レアアースと切り離せない磁石の製造で、中国依存100%の重希土類を使わない磁石を開発した企業として、同社を取り上げたことが材料。
記事によると、同社はネオジム磁石の開発者として毎年ノーベル賞候補に名が挙がる佐川眞人氏を顧問に招き、ネオジム磁石の中でも「重希土類完全フリー」の磁石開発に磨きをかけてきたとしている。
同記事のヘッドラインでは「注文増で生産量3倍へ向けた投資計画」との記載もあり、報道を好感した買いが入っているようだ。
大同特殊鋼<5471.T>が大幅反発。東洋経済オンラインが21日、レアアースと切り離せない磁石の製造で、中国依存100%の重希土類を使わない磁石を開発した企業として、同社を取り上げたことが材料。
記事によると、同社はネオジム磁石の開発者として毎年ノーベル賞候補に名が挙がる佐川眞人氏を顧問に招き、ネオジム磁石の中でも「重希土類完全フリー」の磁石開発に磨きをかけてきたとしている。
同記事のヘッドラインでは「注文増で生産量3倍へ向けた投資計画」との記載もあり、報道を好感した買いが入っているようだ。
★9:51 第一稀元素化学-ストップ高買い気配 レアアース不使用のセラミックス材料を開発
第一稀元素化学工業<4082.T>がストップ高買い気配。同社は21日、セラミックスの材料として、カルシア安定化ジルコニア材料「DURAZR-Sシリーズ、製品名:HSY-0774」を新規開発したと発表した。
ジルコニアには、一般的に安定化剤としてイットリアなどのレアアースが使用される。一方、新規開発品は入手が容易なカルシア(酸化カルシウム)を安定化剤として使用することに成功。レアアースを使用しないため、より安定的なセラミックス製品の供給に貢献するとしている。
第一稀元素化学工業<4082.T>がストップ高買い気配。同社は21日、セラミックスの材料として、カルシア安定化ジルコニア材料「DURAZR-Sシリーズ、製品名:HSY-0774」を新規開発したと発表した。
ジルコニアには、一般的に安定化剤としてイットリアなどのレアアースが使用される。一方、新規開発品は入手が容易なカルシア(酸化カルシウム)を安定化剤として使用することに成功。レアアースを使用しないため、より安定的なセラミックス製品の供給に貢献するとしている。
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