〔Market Flash〕機械セクター 2016年のトップピックはクボタ、三菱電機にも注目~ドイツ

2015/11/27(金) 14:37
【14:30】機械セクター 2016年のトップピックはクボタ、三菱電機にも注目~ドイツ  ドイツ証券では機械セクターに関して、クボタ(6326)を2016年のトップピックに挙げている。米国の住宅市場の継続回復を見込むなか、北米へのエクスポージャーの高さに注目しており、トラクタや建設用小型機の堅調な成長を予想している。また、短期的に中国懸念により業績が停滞している三菱電機(6503)も、17.3期に電力事業や産業メカトロニクス事業の回復に後押しされ、再び成長軌道に回帰するとみており、レーティング「Buy」を再確認している。加えて、1-3月からスマホ関連投資と半導体向けの回復が期待されるとの見方から、短期的にTHK(6481)を推奨している。 【14:05】国内セメント需給 10月は出荷低迷で先行きにも懸念~SMBC日興  SMBC日興証券では、26日に発表された10月のセメント需給速報についてリポートしている。10月のセメント国内販売数量は、406.8万トン(前年同月比3.3%減)。地域別で、東北(8.4%増)や東海(1.0%増)はプラスとなったものの、北海道(10.4%減)、四国(8.0%減)、九州・沖縄(9.1%減)の落ち込みが大きく、全体の国内販売数量を押し下げた。また、11月の途中経過は、前年同期比7.9%減と依然として軟調に推移している。需要の先行指標でもある公共工事前払保証金の10月の金額が前年同期比4.8%減であり、トレンドとしてもマイナス基調が続いていることから先行きに懸念があるとしている。 【13:15】10月鉱工業生産は前月比+1.8%を予想~野村  野村証券では、11月30日発表予定の10月の鉱工業生産指数は前月比+1.8%を予想している。10月の7-9月期平均比は+2.1%と、7-9月期の前期比-1.2%から反発すると見込んでいる。製造工業予測調査によると、10月は前月比+4.1%の大幅増産が見込まれている。ただ、実績値は平均的に予測調査を2%弱下回る傾向があり、今回も平均的な実現率を見込んでいる。実現率の高い輸送機械工業の強さが背景にある点を踏まえると、10月の実績値は従来ほど予測調査を下回らない可能性がある一方で、10月は実質輸出(野村推計値)が前月比-0.4%と9月の同+1.9%からマイナスに転じており、生産活動の弱さを示す材料も見られる点を考慮している。 【12:45】米国感謝祭のセールは必ず好調となるメカニズムを内包~大和  大和証券のテクニカルレポートでは、米国の感謝祭のセールは今年も前年比で堅調が維持されるであろうと予想している。例年、他店を出し抜くように少しずつセールが前倒しで行われている点をその背景に挙げている。かつては黒字の金曜日(ブラックフライデー)と言われたが、今では木曜日(感謝祭当日)やネット販売ではそれよりも早くセールが行われており、セール期間が前年より延びれば、当然売り上げも伸びる。そのため、感謝祭の飛び石連休明けは良いニュースが出てきやすいとのこと。感謝祭明けとおおむね重なるが、11月最終営業日を含む週の日経平均は2000年以降負けなしで、平均で400円以上もの上昇となっているとコメントしている。 【10:50】iPhoneに有機EL採用報道 日本の電子材料全般にネガティブ~UBS  UBS証券では11月26日付の日本経済新聞がアップルが「iPhone」のディスプレイを2018年に液晶から有機ELへ移行すると報じた件を受けて電子材料セクターへの影響についてコメントしている。仮に報道が事実なら、日東電工(6988)の薄型偏光フィルムや、日産化学(4021)の配向膜といった液晶部材にマイナスの影響が考えられると指摘している。UBSでは、足元で日東電工で10%強、日産化学で10%弱の営業利益の貢献と推定している。クラレ(3405)の光学フィルムへの直接的な影響はないとみているが、液晶が有機ELに脅かされるという業界の構図は、バックライトや偏光フィルム、カラーフィルターなどの主要部材が不要になるとの連想から、日本の電子材料全般にネガティブと考えている。 【10:05】総合電機は銘柄選別重視のスタンス、富士通、日立に注目~大手外資系証券  ゴールドマン・サックス証券では総合電機に関しては銘柄選別重視のスタンスを継続しており、国内を中心とするITサービス事業の堅調な拡大が期待できるとみる富士通(6702)、グループ再編などの可能性から日立(6501)に注目している。株式市場では中国・新興国の需要減速リスクはいったん株価に織り込まれたとの見方が広まっているが、GSでは実際の業績鈍化はこれから顕在化すると想定しており、エクスポージャーが大きい銘柄に対しては慎重な見方を維持している。 【9:40】「医療4.0」というパラダイムシフトで治療が変わる、創薬が変わる~野村  野村証券では、日本では世界に先駆けて再生医療の実用化・産業化に向けた取り組みが推進されているとコメント。歴史的に医療・医薬品市場は天然物(医療1.0)から低分子化合物(2.0)、抗体医薬(3.0)などのパラダイムシフトを経ており、細胞治療やロボット工学と融合した再生医療は、医療4.0というべき進化をもたらすと考えている。投資の視点としては、当面は臨床試験の経過などニュースフローが短期の株価変動に影響を及ぼす可能性が高いとみているが、中長期的に再生医療市場の顕在化をけん引するサンバイオ(4592)や、サイバーダイン(7779)、富士フイルム(4901)に注目している。 【9:25】携帯料金タスクフォース 大手通信キャリアへの業績影響は軽微か~SMBC日興  SMBC日興証券では、26日に開催された総務省の「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」第4回会合を受け、通信セクターへの影響についてリポートしている。公平性と透明性の確保がタスクフォースのテーマとなっており、12月に取りまとめる方針であるとのこと。今回は、端末補助金の制限や、MVNOの利用促進が議論された。大手通信キャリアへの影響は、ライトユーザー向けのプランの導入では若干の利益押し下げ効果(数十億円程度)があるとみている。一方、端末補助金の制限は、競争を緩やかにして契約シェアを安定させ、短期的にはコスト削減効果が先行する可能性があり、全体的に業績に与える影響は大きくはならないと予想している。 【8:45】寄り前気配はミスミG、イズミ、オンワードH、エア・ウォーが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ミスミG(9962) +2.44%、イズミ(8273) +2.41%、オンワードH (8016) +2.02%、エア・ウォー (4088) +2.00%、東亜合成(4045) +1.89%、長谷工(1808) +1.84%、日精工(6471) +1.81%、群馬銀(8334) +1.75%、三浦工(6005) +1.65%、第四銀(8324) +1.61%などが高い気配値。  一方、住友林(1911)-23.80%、日清紡HD(3105) -6.29%、四国電(9507) -5.19%、丸井G(8252) -5.07%、島忠(8184) -3.77%、ネクソン(3659) -3.48%、不二越(6474) -2.76%、東海カ(5301) -2.65%、カネカ(4118) -2.54%、マブチ(6592) -2.27%などが安い気配値となっている。
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