〔Market Flash〕今期企業業績は12%経常増益予想、外需不振を内需が下支え~SMBC日興

2015/12/02(水) 10:23
【10:15】今期企業業績は12%経常増益予想、外需不振を内需が下支え~SMBC日興  SMBC日興証券では、2015、2016年度のNIKKO250の業績予想を前回集計時点(2015年8月末)から下方修正した。2015年度の経常利益の前期比増益率を13.9%→12.0%、純利益を同17.7%→16.1%と引き下げている。2016年度に関しても、経常利益は同9.1%→8.3%、純利益は同9.9%→9.1%に引き下げている。鉄鋼や非鉄金属といった素材系業種を始め、多くの製造業・外需業種で業績予想を下方修正したことが背景にある。一方で、今回の中間決算で確認されたように、非製造業・内需業種の業績は総じて良好であるとコメントしている。 【9:40】鉄鋼セクター 悪材料出尽くしでバリュー投資は有効な局面~JPモルガン  JPモルガン証券では鉄鋼セクターに関して、コンセンサスを大きく下回る通期見通しの下方修正を経ても、日本の高炉株の株価は底堅く推移しているとコメント。今期見通しの大幅悪化は9月後半にかけての株価下落局面で株価にいったん織り込まれた形となり、悪材料出尽くしとなったことから株価ダウンサイドも限定的になったとみている。その一方で株価上昇に向けた短期での株価材料は不足しており、国内鋼材需給改善が見込まれる来年初めまでは、株価はレンジ推移を想定している。一方、来期に向けた業績懸念は後退し、株価バリュエーションの低さは中長期投資の観点から引き続き魅力があるとみており、新日鉄住金(5401)とJFEホールディングス(5411)に関して、目標株価は引き下げるものの、投資判断は「Overweight」を継続している。 【9:15】イベントで投資家泣かせの12月が来る~UBS  UBS証券の日本株式投資戦略マンスリーレポートでは、12月はECB理事会での大規模な緩和の実施可否、OPEC総会での減産示唆の有無、米FOMCでの利上げ実施の判断、日銀決定会合での追加緩和実施判断など、重要なイベントが目白押しとなるとコメント。米FOMCで利上げが決定された後は短期的に調整入りをみているため判断は難しいとしながらも、基本的に円安方向およびリスク・オンをサポートしうるイベントが多いため、少なくとも12月の半ばまではややシクリカル偏重および高リスク銘柄を保有しておくのが望ましいかもしれないとしている。その意味で、短期は調整、長期は日経平均が2万円以上で定着する強気スタンスを継続している。 【8:45】寄り前気配は淀川鋼、日本ペ、沢井製薬、シャープが高い気配値  主力株の寄り前気配では、淀川鋼(5451) +4.33%、日本ペ(4612) +3.40%、沢井製薬(4555) +3.26%、シャープ(6753) +3.17%、伊予銀(8385) +2.69%、コムシスHD(1721) +2.59%、ワコールHD(3591) +2.58%、山口FG(8418) +2.44%、大気社(1979) +2.31%、ヒロセ電(6806) +2.31%などが高い気配値。  一方、オービック(4684) -5.15%、ネクソン(3659) -4.72%、メディパル(7459) -4.39%、日産化(4021) -3.80%、スタンレ電(6923) -3.58%、関西電(9503) -3.50%、上組(9364) -3.18%、TBSHD(9401) -3.11%、住友林(1911) -2.89%、日精工(6471) -2.77%などが安い気配値となっている。
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