〔Market Flash〕米国金利上昇に支えられるコモディティ価格~三菱UFJMS

2017/03/09(木) 14:13
【14:10】米国金利上昇に支えられるコモディティ価格~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、コモディティ価格が米大統領選以降堅調に推移していることについて考察している。インフラ投資などの米国政策要因が世界のコモディティ価格に与える影響は小さいとみられ、むしろ米国経済復活の期待感に伴うインフレ期待が米国金利を押し上げ、コモディティ市場への資金流入が続いていることが主要因と考えている。米国経済と復活、インフレへの期待感が続けば、コモディティ価格は強気で見ておくべきとコメントしている。注意すべきは個別要因で、銅価格は供給サイドの要因により、米国金利から推測しうる水準を上回っていることから、ストなどの一過性要因が解消に向かうと弱含む可能性もあるとみている。ニッケルはインドネシアの鉱石輸出再開問題とフィリピンの環境問題といった強弱材料が入り交じっている状況。三菱UFJMSでは、需要と供給双方の要因により需給が引き締まった状態にあるのは亜鉛と考えている。 【13:35】17年1-3月期に景気やや弱含みのリスク~野村  野村証券では国内経済見通しに関して、GDP統計上明確に表れるとは見ていないが、17年1-3月期は全体として景気のモメンタムがやや低下する恐れがあると考えている。16年10-12月期実質設備投資は前期比+2.0%と堅調であったが、先行指標である機械受注の弱含みを考慮すると、1-3月期の設備投資はいったん減速する恐れがあるとみている。一方、米国やアジアを中心に海外における生産活動は引き続き堅調に改善を続けており、国内においても、一時的に様子見となっていた設備投資判断が再び上向いてくる公算が大きいと判断している。そのため、4-6月期以降は、再び輸出や設備投資を中心に、経済成長の再加速が実現する可能性が高いと考えている。 【13:00】1月の経常黒字大幅減は一過性要因の影響が大~みずほ  みずほ証券では1月の国際収支統計に関して、経常黒字は前月比大幅減となったが、春節要因による一過性要因も大きいと考えている。今後の経常収支は内需改善と交易条件悪化が収支悪化要因、前年比円安と世界の貿易活動拡大が収支改善要因で、相殺しあうと見込んでいる。1月の旅行収支は季調済年率換算で1.5兆円と、96年1月の統計開始以来の最高水準を更新したが、こちらは春節要因で押し上げられた可能性があるとみている。経常黒字とセットで生じるはずの対外資本流出は停滞気味で、1月の誤差脱漏は-1.6兆円前後に達した。国内勢は2月も外債を大幅に売り越したが、損切りを迫られた銀行が中心で、それ以外の売りは一巡した可能性があると考えている。 【12:40】ドル円相場の底入れ想定時期を1-3月期に前倒し修正~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ドル円相場の見通しを微修正している。従来のメイン・シナリオではドル円相場の自律反落局面が終了してボトム・アウトに転じる時期を2017年4-6月期と想定、当該四半期末の予想中央値を1ドル=111.0円としていたが、これを若干上方修正しつつ、底入れ時期を1四半期前倒しするのが妥当と判断している。改定後のメイン・シナリオでは、ドル円相場の底入れ時期は2017年1-3月期、期末の中央予想値は同112.0円としている。トランプ・ラリーの自律反落が思いのほか緩慢で、52週移動平均線の反転が見込まれることや、「トランプ財政」の策定が遅れている割にはドル円相場が底堅いことなどを背景に挙げている。なお、2018年前半にかけての緩やかなドル高・円安予想は維持している。 【11:15】ニプロは2013年来の保ち合いから上放れで新たな上昇波動入り~SMBC日興  SMBC日興証券ではテクニカルレポートでニプロ(8086)を取り上げている。SMBC日興が2月初めに「2017年のテン・サプライズ(意外な上昇の可能性を秘めた銘柄)」として選定した銘柄の一つでもある。株価は2012年の6月中勢二番底411円からの上昇波動が2013年5月の1520円で頭打ちとなり、その後、3年半の間、三角保ち合い構成での値固めが続いていた。しかし、今年2月以降の上昇で1520円を上抜いて、新たな上昇波動へ移行したことが確認されている。1580~1650円どころが当面のフシになるとみているが、同水準を上抜くと上昇波動が拡大する可能性が高く、2017年内に1930円どころか2220円どころ、もしくは2630円どころへ上昇する可能性があるとコメントしている。 【10:45】17年のFPD露光装置市場の見通しは急速に改善~野村  野村証券では、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置の市場環境が急速に改善しているとコメント。2017年のFPD露光装置市場について、ニコン(7731)は16年8月には約80台、11月には100台弱、17年2月に150台強と、月を追うごとに見通しを上方修正していることを紹介している。中国メーカーが計画中のFPD工場をLCD(液晶ディスプレイ)から、露光工程が2倍以上になるOLED(有機ELディスプレイ)に転換していることに加え、10G以上の大型基板(超10G)ラインの計画が急増したことが、市場をけん引している。国内企業では、6G以下の露光装置ではキヤノン(7751)がシェアを伸ばしているとのこと。また、超10Gラインに関しては、ニコンの独占が続くと予想している。 【10:15】建設株の売り、セメント株の買いを推奨~CS  クレディ・スイス証券では、 2016年の年央からセメント株の相対株価(対建設株)の上昇が続いており、このセメント株の対建設株に対するアウトパフォーマンスは、5月までは継続する可能性が高いと考えている。国内セメント販売量は16年11月から前年比で増加に転じているが、セメント販売数量の前年比が上昇すると、セメント株は建設株にアウトパフォーマンスとなり、販売数量の前年比が下落すると、アンダーパフォーマンスとなる傾向があるとのこと。セメント株は堅調な株価推移が続くと想定しているが、短期的には5月に発表予定の会社計画が、利益確定売りを誘う可能性があると考えている。 【9:35】ドル円は114.50円を巡る攻防に注目~みずほ  みずほ証券のFXデイリーレポートでは、ドル円の114.50円を巡る攻防に注目している。昨晩のNY時間ではこの114.50円をトライし、いったんは上抜けたが、3/3の高値と同水準の114.75円でキャップされて反落し、114.40円近辺でクローズした。日足雲(114.50円水準)と転換線・基準線(113.20円水準)の2つが重要な節目とみており、この2つのうちの上側をトライする流れとなっているが抜け切れなかった。きょうからあすにかけても引き続きこれをトライし、抜けられなければ下、抜けられれば118円コースを想定している。 【9:15】円安と消費・投資の持ち直しから国内景気は回復へ~SMBC日興  SMBC日興証券では、2016年10-12月期GDP2次速報を受けて経済見通しを改訂しており、実質GDP成長率は16年度が前年比+1.3%、17年度が同+1.4%、18年度が同+1.5%と予想している。前回2月17日の予測から16年度を+0.1ppt上方修正した。日本経済は今後も回復基調が続くと想定している。個人消費は、(1)耐久財の反動減の終息と、(2)非耐久財消費やセンチメントに影響する生活必需品の物価下落を受けて、持ち直していくと見込んでいる。設備投資も、減少していた製造業が円高修正から反転すると予想している。輸出は引き続き、海外景気の復調やシリコンサイクルの持ち直しから増加基調が続く見通しで、先行きの日本経済は、内外需がバランスよく増加し、回復基調を維持していくと考えている。 【8:45】寄り前気配はネクソン、ミスミG、スタートトゥ、久光薬が高い気配値  主力株の寄り前気配では、ネクソン(3659) +4.11%、ミスミG(9962) +3.19%、スタートトゥ(3092) +2.75%、久光薬(4530) +2.50%、浜ゴム(5101) +2.37%、三菱ケミHD(4188) +2.29%、エア・ウォー (4088) +2.17%、日東電(6988) +2.16%、ガイシ(5333) +2.04%、特殊陶(5334) +1.97%などが高い気配値。  一方、日梱包(9072)-10.03%、アダストリア(2685) -3.45%、横河電(6841) -3.42%、東芝(6502) -2.58%、不二越(6474) -2.52%、SUMCO(3436) -2.15%、ピジョン(7956) -2.07%、ナブテスコ(6268) -2.04%、アマダ(6113) -2.00%、ニッパツ(5991) -2.00%などが安い気配値となっている。
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