前場コメント No.11 ヒューリック、サイバネット、野村不動産、SUBARU、富士フイルムなど

2017/06/26(月) 11:31
★10:02  ヒューリック-底堅い 20.12期は旅館開発事業利益が10億円押し上げ
 ヒューリック<3003.T>が底堅い。24日付の日経新聞朝刊で、同社の20.12期は、高級旅館の開発事業が営業利益を少なくとも10億円程度押し上げそうだと報じられた。
 約200億円を投じ、計5カ所に旅館を建設するという。運営会社に貸し出して賃料収入を得るとされる。17年12月期で600億円を見込む連結営業利益全体に占める割合は小さいものの、主力のオフィスビルの需要先細りに備えて収益源を広げるもよう。

★10:03  サイバネット-3日ぶり反発 次世代PIDOプラットフォーム「id8」国内販売を開始
 サイバネットシステム<4312.T>が3日ぶり反発。同社は23日、グループ会社のNoesis Solutions(ベルギー)が開発・販売・サポートする次世代PIDOプラットフォーム「id8(アイディエイト)」の日本国内販売を開始すると発表した。
 id8は、最適設計支援ツール「Optimus(オプティマス)」を開発・販売・サポートするノエシスが新たに開発した、次世代PIDOプラットフォーム。利用環境をブラウザベースにまで広げることで、これまで実現困難であったデバイスに依存しない、自由な環境下での利用を可能にするという。

★10:05  野村不動産HD-CSが目標株価引き上げ ROEの改善が課題
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、ROEの改善が課題とし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は1900円→2400円と引き上げた。
 目標株価の引き上げは、算出に用いるEV/EBITDA倍率を引き上げたことが理由。同社が買収される期待が低下して、株価はいったんは下落する可能性がある。しかし、株価バリュエーションに割安感があり、株価が16年の水準へ低下する可能性は低いと想定。
 CSでは、来19.3期純利益は減益になると予想。今後2期については、ROEが低下し続けると予想。株価は買収報道で上下するとみられるが、ROEの改善が経営陣の最大の課題とみているとした。

★10:08  SUBARU-CSが目標株価引き下げ モデルパイプラインが改善する19.3期を待つ
 SUBARU<7270.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、モデルパイプラインが改善する来19.3期を待つとコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続も、業績予想を下方修正し、目標株価は5700円→4750円と引き下げた。
 モデルパイプラインの改善によって、来19.3期から台数/収益モメンタムが再加速する見方は変わらず。来期は新型3列シートSUVのAscentおよび新型Foresterの投入による拡販、構成改善効果が期待される。また、来19.3期から増益モメンタムも再度回復に向かうと予想。
 短期的には米国の月次販売における上振れ基調の確認が株価のカタリストとして期待される。株価バリュエーションは依然割安水準。CSの来19.3期業績予想にもとづく配当利回りが5%と高水準にあるのも魅力。さらに、キャッシュポジションは高止まりすることが予想され、ROEとのバランスを踏まえて、自社株買いなどの株主還元強化も引き続き期待されるとした。

★10:12  富士フイルム-野村が目標株価引き下げ ドライバーは事務機からチェキへ
 富士フイルムホールディングス<4901.T>がもみ合い。野村証券では、足元の苦境を業績予想に反映も、レーティング「Buy」を継続、目標株価は5065円→4773円と引き下げた。
 会社では今18.3期は、5月に投入したデジタルチェキ、医療機器、半導体用電子材料などをドライバーに、増収増益を計画している。野村では、不正会計問題による事業への悪影響などを織り込んで業績予想と目標株価を引き下げたが、引き続き、株価には上値余地が大きいと判断。
 業況が最も勢いがあるのは、インスタントカメラ「チェキ」を扱うフォトイメージング事業。前17.3期のチェキの販売台数は660万台となり、今18.3期は750万台を計画。5月に発売したデジタルチェキは、これまでの製品とは異なり、画像の加工、保存、複数枚数のプリントアウトが可能と注目。


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