後場コメント No.4 森トラスト、SMC、日精樹脂工業、ピクセル、ラウンドワンなど

2017/11/15(水) 15:00
★13:01  森トラスト-野村が目標株価引き下げ 売却案件が少なく価格も高い
 森トラスト総合リート投資法人<8961.T>が反落。野村証券では、売却案件が少なく価格も高いとし、運営面では1棟借りテナントの動向を注視とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は18.10万円→16.10万円と引き下げた。
 17.9期に「イトーヨーカドー新浦安店」を143億円で売却し、同期に28億円の売却益を計上。当該売却代金の活用と、LTVを現状の推定46.7%から50%まで引き上げることも視野に、現在の物件取得余力を約300億円としている。物件取得活動を続けているが、同投資法人が重点投資対象としている都心の大型オフィスは売却案件が少なく、価格も高く、16.3期以降投資は実現していない。そうした中、同投資法人は中型ビルの取得も検討し始めていると指摘。

★13:05  SMC-野村が目標株価引き上げ 営業利益率が過去最高の32%へ一段と上昇
 SMC<6273.T>が4日続落。野村証券では、営業利益率が過去最高の32%へ一段と上昇していると評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を50000円→55000円と引き上げた。
 野村予想を引き上げ。(1)空圧機器の世界需要は半導体をはじめ、幅広い業種で増加し、用途では中国など新興国で自動化が伸び、好況が続く可能性が高い。(2)自助努力として開発・設計、販売、生産が三位一体となり非常に良く機能している。市場ニーズをとらえた新製品を設計段階からコストダウンし、シェア上昇を含めた増収、固定費増を抑えながらも確実に生産し、増益へ直結する仕組みに注目。その成果で売上営業利益率が18.3期に過去最高の32%で07.3期(金融危機前ピーク)の同26%を上回る見通し。(3)19.3期予想基準PER19倍、保険積立金を含むネットキャッシュ(時価総額比20%)を除くと15倍で、高い営業利益率、利益成長力を考慮すると割安と判断。

★13:08  日精樹脂工業-いちよしがフェアバリュー引き上げ 2Q単体受注高は前年同期比22%増
 日精樹脂工業<6293.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、今18.3期2Q(7~9月)単体受注高は前年同期比22%増と拡大していると判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューは2000円→2200円と引き上げた。
 業績予想を上方修正。現在の株価水準は評価不足との見方から「A」判断を継続。上方修正の理由は、今18.3期2Q(7~9月)単体受注高がいちよしの従来予想を上回っており、従来予想を上回る業績改善が見込めるとみるため。今18.3期会社計画は据え置かれているが、為替前提が1ドル=100円であり、保守的と判断。中期的にはアメリカ新工場での現地生産化による業績寄与が見込めるとみて注目するとした。

★13:09  ピクセル-急落 3Q累計営業赤字拡大 オフィスサプライ事業の減益で
 ピクセルカンパニーズ<2743.T>が急落。同社は14日に、17.12期の3Q累計(1-9月)の連結営業損益は4.2億円の赤字(前年同期は0.6億円の赤字)だったと発表した。
 オフィスサプライ事業では、顧客企業におけるコスト削減意識定着などによる販売価格競争の継続および事務所撤退や人員減少などの要因から、前年同期に比べ販売数量が減少した。これに伴い同事業が大幅な減益となったことや、再生可能エネルギー事業が赤字となったことが響いた。

★13:11  ラウンドワン-いちよしがフェアバリュー引き上げ 既存店売上高の堅調な推移を考慮
 ラウンドワン<4680.T>が続落。いちよし経済研究所では、既存店売上高の堅調な推移と合理化効果を考慮し、レーティング「B」を継続、フェアバリューは1400円→2000円と引き上げた。
 フェアバリュー引き上げは、足もと、国内事業の好調な展開が続くとみられること、北米事業の堅調な推移から中期見通しを引き上げたことが理由。
 いちよしでは、米国の新規出店数を見直し(18.3期9店舗→8店舗、19.3期15店舗→7店舗)。百貨店の居抜き物件中心に出店しているが、百貨店の退店ペースが予想よりも遅いことが理由とした。


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