前場コメント No.6  アウトソシング、トレンド、河合楽、アクロディア、ZHD、楽天、Jストリームなど

2020/02/21(金) 11:31
★10:18  アウトソーシング-大幅高 新中計を発表 25.3期営業益650億円を計画
 アウトソーシング<2427.T>が大幅高。同社は21日、2020-2024年度までを対象とする新中期経営計画を発表した。

 新中計では、25.3期の売上収益(IFRS)8200億円(19.12期比2.3倍)、同営業利益650億円(同4.2倍)とする数値計画を掲げた。株価は新中計の内容を好感した買いが優勢となっている。
 

★10:21  トレンドマイクロ-野村が目標株価引き上げ 買収影響等を反映
 トレンドマイクロ<4704.T>が小幅安。野村証券では買収影響等を反映。レーティングは「Buy」を継続。目標株価は6500円→6800円に引き上げた。

 取材等を踏まえ、業績予想をアップデート。予想以上に強い受注環境を反映し売上予想を上方修正したが、豪Cloud Conformity(CC社)の買収影響(のれん償却費12億円増加)、SaaSビジネス拡大に伴うクラウド利用料の増加などを踏まえ、営業利益予想を下方修正している。20.12期営業利益は385億円(前期比2%増益)を予想した。受注環境を考慮すると、会社側の欧米の需要見通し(売上は同横ばい)は慎重と見られ、会社計画(377億円:同横ばい)を上回るとみている。

★10:38  河合楽器-野村が目標株価引き下げ 新型肺炎の影響もあり短期業績は従来予想をやや下回る
 河合楽器製作所<7952.T>が軟調。野村証券では、新型肺炎の影響もあり短期業績は従来予想をやや下回ると指摘。レーティングは「Buy」を継続。目標株価は7500円→7000円に引き下げた。

 20.3期の営業利益は前期比10%減の33億円 (従来予想35億円)、21.3期は同9%増の36億円 (同39億円) を予想している。北米市場での販売減、普及価格帯デジタルピアノの競争激化、半導体・自動車の市況悪化などを踏まえ、見通しを下方修正した。中国の新型肺炎の状況は不透明とし、中国子会社は12月決算であるため、21.3期Q1以降の業績に一定の影響が生ずる可能性があるとみている。生産・販売面でのパートナーであるParsons Music社が湖北省に拠点を持っていることもあり、今後の動向を注視する必要があると指摘している。

★10:43  アクロディア-続伸 カンボジア子会社直営のビンゴカジノが業界紙で紹介
 アクロディア<3823.T>が続伸。同社は20日、子会社のPacificDeltaBingoCoがカンボジアのバベット地区で直営を開始したビンゴカジノ場が、日本の遊技業界専門誌である「月刊AmusementJapan」の2020年3月号に掲載されたと発表した。

 直営するカンボジア初のビンゴホールを開設するまでのエピソードなどが取り上げられている。
 

★10:52  ZHDと楽天-大幅高 巣ごもり消費でEC販売が伸長との思惑 レーティングなども支えに
 ZHD<4689.T>と楽天<4755.T>が大幅高。新型肺炎の感染拡大で外出を控えるケースが増え、EC販売が伸長するとの見方から、両社に買いが集まっている。

 ヤフーを傘下に持つZHDでは、高いところで前日比4.7%高、楽天は同4.6%高を付ける場面があった。

 ZHDは25日線から約5%下方にかい離していたことから、自律反発狙いの買いが入っているほか、楽天は20日に大和証券が投資判断について「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を2700円から2800円に引き上げていることも買い材料となっているようだ。
 

★11:05  Jストリーム-大幅高 動画ライブ中継やオンデマンド配信需要増えるとの思惑から買い向かう
 Jストリーム<4308.T>が大幅高。同社は20日、ビジネス向けに自社スタッフや専門スタッフによるライブ配信の活用法に関する事例など自社ホームページで紹介した。株主総会や講演会、セミナーなどでの活用法について取り上げている。

 新型肺炎の感染拡大を受け、イベントなどを直接会場で開催するのではなく、動画ライブ中継やオンデマンド配信で代々開催する需要が増えるとの思惑から、関連事業を手がける同社に買いが向かっている。


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