後場コメント No.3  日水、大和工、東ソー、ナブテスコ、アバント、クイック

2020/08/03(月) 15:09
★13:11  日本水産-後場上げ幅拡大 1Q最終利益12%減もコンセンサス上振れ
 日本水産<1332.T>が後場上げ幅拡大。同社は3日13時、21.3期1Q(4-6月)の連結最終利益は31.9億円(前年同期比11.9%減)だったと発表した。
 
 家庭用食品が伸長した一方で、外食・観光需要の宮殿によってホテル・レストラン向けの水産品・業務用食品が落ち込んだ。需要の減少に伴い水産市況も悪化したほか、コンビニ向け食品もの売り上げにも影響した。
 
 なお、1Q最終利益のコンセンサス予想28.0億円を上回ったことなどが好感され、株価は買われている。

★13:13  大和工業-後場急騰 通期営業益を上方修正 上期は3%増
 大和工業<5444.T>が後場急騰。同社は3日、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の55.0億円から80.0億円(前期比29.4%減)に引き上げると発表した。

 新型コロナの影響について、国・地域によっては影響度合いが想定よりも軽減される、若しくは、影響の時期が先送りされる見通しとなったことから、前回予想を上回る見通し。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は30.8億円(前年同期比3.2%増)だった。

★13:13  大和工業-後場急騰 100万株・27億円上限に自社株買い 割合は1.48%
 大和工業<5444.T>が後場急騰。同社は3日、100万株・27億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は8月4日~10月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.48%となる。

★13:16  東ソー-後場急落 上期営業益73%減見込む 1Qは営業赤字転落
 東ソー<4042.T>が後場急落。同社3日13時に、未定としていた21.3期上期(4-9月)の連結営業利益を110.0億円(前期比72.8%減)にすると発表した。2Qは世界的な需要減少に伴う販売数量減少の影響に加え、オレフィン製品や塩ビ樹脂、ウレタン製品を中心に製品価格下落による交易条件の悪化の影響により、前年同期比で7割近くの減益になる見込みとした。

 併せて発表した、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は9.4億円の赤字(前年同期は161.1億円の黒字)だった。販売量の減少および販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことでの交易条件の悪化に加え、定修による生産量の減少や固定費増加などの影響を大きく受ける期間でもあることから、赤字転落となった。

★13:17  ナブテスコ-大幅安 通期営業益を下方修正 産業用ロボット向け需要の回復に遅れ
 ナブテスコ<6268.T>が大幅安。同社は7月31日、20.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の320億円から253億円(前期比0.1%減)に引き下げると発表した。

 精密減速機における産業用ロボット向け需要の回復が想定よりも遅れており、油圧機器においては中国市場が回復しているものの、先進国や東南アジアでの需要減少により、減収減益の見込みとなったことから、前回予想を下回る見通し。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は137億円(前年同期比13.8%増)だった。

★13:20  アバント-後場上げ幅拡大 3Q営業利益16%増 アウトソーシング事業関連が伸長
 アバント<3836.T>が後場上げ幅拡大。同社は3日13時、20.6期3Qの連結営業利益は22.8億円(前年同期比15.6%増)だったと発表した。ビジネス・インテリジェンス事業が堅調に推移したほか、アウトソーシング事業において連結会計関連のクラウド売り上げなどが伸長したことも寄与した。

★13:35  クイック-大幅高 1Q営業益1%増 看護師や保育士派遣が拡大
 クイック<4318.T>が大幅高。同社は7月31日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が19.2億円(0.9%増)だったと発表した。人材派遣事業において、看護師、保育士向けが拡大したことが寄与した。なお、株価は人材派遣事業の低調を予想して足もと調整していた反動から、きょうは買いが優勢となっている。


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