前場コメント No.3   イビデン、京王、日立造、ベル24HD、ニチアス、ヒロセ電

2020/08/04(火) 11:31
★9:08  イビデン-買い気配 上期営業益を上方修正 1Qは45%増
 イビデン<4062.T>が買い気配。同社は3日、21.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の60億円から100億円(前期比30.8%増)に引き上げると発表した。

 電子事業において、パソコンの買い替え需要が持続したことに加え、サーバー向けICパッケージ基盤の需要が順調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。なお、通期の業績予想は据え置いた。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は65.4億円(前年同期比44.7%増)だった。

★9:09  京王電鉄-6日ぶり反発 1Q営業赤字125億円も悪材料出尽くし
 京王電鉄<9008.T>が6日ぶり反発。同社は3日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は125億円の赤字(前年同期は122億円の黒字)だったと発表した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う旅客運輸収入の大幅減少や百貨店の休業など、主要部門が軒並み不振となった。通期業績予想については引き続き未定とした。

 なお、株価はJR系列などが先行して赤字決算を発表していたこともあり、悪材料出尽くし感により買い向かっている。

★9:09  日立造船-続伸 1Q営業赤字縮小 環境・プラント部門など収益改善
 日立造船<7004.T>が続伸。同社は3日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は40.7億円の赤字(前年同期は64.3億円の赤字)だったと発表した。機械およびインフラ部門の受注高が減少したものの、環境・プラント部門における海外ごみ焼却発電施設の大口工事進ちょくなどによって収益が改善した。

★9:10  ベルシステム24-SMBC日興が目標株価引き上げ 2Q以降は旺盛な需要の取り込みによる拡大へ
 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が小幅高。SMBC日興証券では、2Q以降は旺盛な需要の取り込みによる拡大を予想。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1900円から2000円に引き上げた。

 1Qはコロナ禍の中でも増益となるポジティブ決算だったと指摘。緊急事態宣言を受け一時的に調整した稼働率も回復しているものと推察され、2Q以降は旺盛な需要の取り込みによる好調な業績が続くとみている。また、COVID-19を経て、企業のBCP対策としてのコールセンター需要の高まりも中期的に期待している。今後の注目は中期経営計画。デジタル化の推進による生産性向上・付加価値拡大の加速といった変化が期待できるのではないかと考えている。

★9:11  ニチアス-急騰 今期営業利益予想14%減も悪材料出尽くし
 ニチアス<5393.T>が急騰。同社は3日、従来未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想は175億円(前期比14.3%減)と発表した。自動車部品事業は新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されるものの、プラント向け工事・販売部門を中心に下期以降は堅調な推移を見込む。
 
 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は38億円(前年同期比14.6%減)だった。自動車の世界的な需要減に伴う生産調整が続いたことにより、関連部品の売り上げが減少したことが響いた。なお、株価は目先の悪材料出尽くし感から買いが優勢となっている。

★9:12  ヒロセ電機-大幅続伸 1Q営業利益10%増 民生用機器市場向けビジネスが堅調
 ヒロセ電機<6806.T>が大幅続伸。同社は3日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は59億円(前年同期比10.4%増)と発表した。
 
 自動車市場向けのコネクタ売り上げは不調だったものの、民生用機器市場向けビジネスが堅調に推移した。今後においても、高度情報通信や省エネ化社会の進展とともに需要の拡大を見込む。


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