東海カーボン-売り気配 通期営業益を下方修正 上期は86%減
東海カーボン<5301.T>が売り気配。同社は4日に、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の282.0億円から61.0億円(前期比88.8%減)に引き下げると発表した。
黒鉛電極、カーボンブラックなどの主力製品の減販に加えて、生産調整に伴い固定費の負担が増して売上原価率が上昇したことから、前回予想を下回る見込みとなった。
また、20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は58.2億円(前年同期比85.6%減)だった。黒鉛電極事業が、新型コロナウイルス感染拡大による鉄鋼業界の操業落ち込みを受け、黒鉛電極販売量が前年同期比で減少したことから、大幅な減益となった。また、カーボンブラック事業が赤字となったことも響いた。
併せて、20.12期の期末配当予想を24円→15円(前期は24円)に修正することも発表した。年間配当は48円→30円(前期は48円)となる。
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