〔Market Flash〕コロナ禍終息は見通せず景況感回復は極めて緩慢と予想~野村

2020/08/12(水) 12:40
【12:40】コロナ禍終息は見通せず景況感回復は極めて緩慢と予想~野村  野村証券では景気ウォッチャー調査を受けてリポートしている。7月の現状判断DIは41.1と、前月から2.3pt上昇した。ただし、6月は前月差23.3ptと大きく改善しており、7月は改善ペースが鈍化している。また、先行き判断指数は36.0と前月から8.0pt低下しており、新型コロナの新規感染者数再拡大を受けて大きく悪化している。4月の新型コロナ感染の第1波を乗り越え、景況感は6月まで回復方向にあった。しかし、経済活動の回復が7月の感染再加速につながったと考えられ、コロナ禍の終息が見られないうちは回復にブレーキがかかった状態が続く可能性が高い。これらの点から野村では、今後の景況感回復は極めて緩慢な状態が継続すると予想している。 【9:40】自社株買いは実質的にアベノミクス開始ごろの水準まで低下~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、決算集計に関するリポートの中で自社株買いについて考察している。東証1部上場企業の2020年度の自社株買いの取得枠総額は8月7日時点で2.6兆円となったが、ソフトバンクG<9984.T>がうち2兆円を占めており、それを除けば2012~2013年度ごろの水準と同程度になると指摘。自社株買い設定社数ベースでも2012年度以降では2013年度に次ぐ少なさであるとのこと。現時点で単純比較はできないとしながらも、足元の業績悪化や現金保有のニーズにより、企業が自社株買いを行う余力が乏しいことを反映していると三菱UFJMSではコメント。株価が大きく崩れていないことから、自社株買いを行うインセンティブも乏しいと考えている。 【8:45】寄り前気配は日精工、日通、グローリー、東海理化が高い気配値  主力株の寄り前気配では、日精工<6471>+8.99%、日通<9062>+7.72%、グローリー<6457>+6.96%、東海理化<6995>+6.62%、洋缶HD<5901>+5.85%、ニフコ<7988>+5.24%、山九<9065>+4.99%、日梱包<9072>+4.99%などが高い気配値。  一方、きんでん<1944>-15.45%、ITHD<3626>-8.67%、三菱倉<9301>-6.64%、伊予銀<8385>-6.60%、THK<6481>-6.50%、中国銀<8382>-6.03%、三和HD<5929>-5.35%、日製鋼<5631>-5.29%などが安い気配値となっている。
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