〔Market Flash〕高炉は数量増と輸出価格の上昇を享受~SMBC日興

2020/10/20(火) 13:34
【13:30】高炉は数量増と輸出価格の上昇を享受~SMBC日興  SMBC日興では、21.3期の高炉各社の業績は、1Q時点で予想した通期会社計画よりも事業赤字・経常赤字が縮小すると予想している。各社の想定以上に需要が回復しつつあることが大きい。10月以降の輸出価格も、各社の想定以上と見込んでいる。ただ、厳しい業績環境は続くとみており、数量の回復度合いが今後の焦点になると考えている。中国の鋼材輸入増加がアジアの需給改善に寄与したが、仮需の反動でピークアウトが予想される。日本の需要は自動車が回復基調だが、造船や建築向けは低調。SMBC日興では、高炉各社の業績、株価の持続的な改善には、一段の需要回復または、構造改革の前倒し、深掘りが必要かもしれないとコメントしている。 【12:40】10-12月期以降の実質輸出の増加は緩やかになるとの予想を維持~野村  野村証券では、9月貿易統計を受けたリポートの中で、9月の実質輸出は外需回復の継続を示したとコメント。ただし、 6~9月における外需急回復の主因は、繰り越し需要の顕在化や積極的な金融・財政政策の影響といった、一時的なものと判断している。急速な経済活動水準の引き上げは人同士の接触機会を増加させるため、新型コロナウイルスの感染再拡大のリスクを高める。実際、夏場以降に欧米の新規感染者数は再拡大しており、一部で経済活動の制限措置が講じられている。これらの点から野村では、先行きの外需回復ペースは緩やかになるという予想を維持している。 【10:40】アクティビストの活動は4月を大底に回復傾向~みずほ  みずほ証券では、世界のアクティビスト(モノ言う株主)の動向についてリポートしている。アクティビストのターゲットとなった世界の企業数は、1-9月に前年同期比14%減となったとのこと。米国が過半数を占めており、コロナ影響が大きい欧州が大きく減少した。米国ではアクティビスト間の競争が激しくなっている上に、株価上昇で割安銘柄が少なくなっているため、海外にターゲットを移すアクティビストが増えているもよう。また、企業業績の大幅悪化で株主還元強化圧力をかけにくくなったことや、対面交渉をしにくくなったことが活動抑制要因となったが、4月を大底としてアクティビスト活動が回復傾向にあることを指摘している。 【9:50】利益の回復はコロナ禍前の水準では物足りない~大和  大和証券では、国内企業の来期の経常利益は2019年度の水準への回復が見込まれているが、株式市場ではその水準への回復をすでに織り込んでいると考えている。そのため、銘柄選別の際には、シンプルに来期予想の経常利益が回復する銘柄ではなく、コロナ禍を受けても過去の増益トレンドを上回るほど回復力が大きい銘柄に注目が集まると想定している。具体的には、アベノミクス以降の2013年度から2019年度の経常利益について時系列回帰で回帰線を求めて、この回帰線で推計される2021年の経常利益を上回る銘柄に注目している。 【8:45】寄り前気配は日梱包、不二越、福山運、東芝が高い気配値  主力株の寄り前気配では、日梱包<9072>+22.79%、不二越<6474>+17.39%、福山運<9075>+7.30%、東芝<6502>+6.35%、セイノーHD<9076>+6.04%、科研薬<4521>+5.82%、アイシン精<7259>+5.58%、ニチコン<6996>+4.46%などが高い気配値。  一方、日油<4403>-17.50%、特殊陶<5334>-13.74%、TSテック<7313>-5.04%、上組<9364>-4.72%、TBSHD<9401>-4.63%、イズミ<8273>-4.11%、サンドラッグ<9989>-3.92%、みらかHD<4544>-3.90%などが安い気配値となっている。
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