米ネットフリックス－大幅安　弱い決算や見通しを嫌気

10月21日 終値 前日比 前日比（％） ---------------------------------- NFLX 489.05 -36.37 -6.92％ 　10月21日の取引で米動画配信サービス大手のネットフリックス(NASDAQ:NFLX)が大幅安。第3四半期の利益が市場予想を下回り、有料会員数が会社見通しを下回ったほか、弱い第4四半期の会員数見通しもが嫌気された。株価は一時、前日比37.12ドル安(-7.06％)の488.30ドルまで下落し、36.37ドル安(-6.92％)の489.05ドルで終了。年初来では51.14％高となった。 　ネットフリックスが10月21日引け後に発表した2020年度第3四半期（7-9月）決算は、売上高が前年同期比22.7％増の64億3600万ドルとなり市場予想の63億8300万ドルを上回った。営業利益が34.2％増の13億1500万ドル、純利益が18.8％増の7億9000万ドルとなったが、調整後の一株当たり利益は1.74ドルと市場予想の2.14ドルに届かなかった。 　第3四半期の有料会員数は1億9515万人と会社見通しの2億900万人を下回り、伸び率は前年同期比23.3％増となり第2四半期の同27.3％増から鈍化した。前四半期からの有料会員純増数は220万人と、第1四半期の1577万人、第2四半期の1009万人から急減続落し、市場予想を357万人を大きく下回った。 　第4四半期の見通しについては、有料会員数を前年同期比20.4％増の2億115万人、前四半期比純増数は600万人増とした。