不二精機-ストップ高買い気配 ワクチンで注射器向け金型需要増との思惑
不二精機<6400.T>がストップ高買い気配。米製薬大手ファイザーが18日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンで95%の有効性が確認できたとして、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請すると発表したことが材料。
同社は注射器などの医療用関連を含む精密金型事業を手がけている。足もと、ワクチン関連報道が活発化しており、今後の本格普及時期に向けて、消耗品である注射器などの需要増が想定されることから、医療機器メーカーから増産のための金型の引き合いが増えるとの思惑により、買いが入っている。
なお、同社は13日に発表した20.12期通期業績予想において、注射器などの医療用関連を中心とした個別受注生産である精密金型事業の未検収の受注残高は高水準で推移しているとコメントしている。
きのう、きょうと注射針付シリンジなど使い捨て医療器具の大手であるJMS<7702.T>が大幅に上昇していることも、買い材料視されているもよう。
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