米ターゲット－大幅安　好決算発表も見通し非公表を嫌気

3月2日 終値 前日比 前日比（％） -------------------------------------- TGT 173.49 -12.60 -6.77％ 　3月2日の取引で米総合ディスカウントストア・チェーン大手のターゲット（NYSE：TGT）が大幅に下落。市場予想を上回る増収増益決算を発表し一時大幅高となったが、市場全般で利益確定売りが強まる中、2021年通期の見通しを公表しなかったことも嫌気された。株価は一時、前日比7.38ドル高(+3.97％)の193.47ドルまで上昇したが、13.92ドル安(-7.48％)の172.17ドルまで下落し、12.60ドル安(-6.77％)の173.49ドルで終了。年初来では1.72％安となった。 　ターゲットが2日の寄り前に発表した2020年度第4四半期（11-1月）決算は、売上高が前年同期比21.1％増の283億3900万ドルとなり市場予想の274億8000万ドルを上回った。営業利益が53.3％増の18億3600万ドル、純利益が65.5％増の13億8000万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は2.67ドルと市場予想の2.54ドルを上回った。 　既存店売上高は、店舗が6.9％増、オンラインが118.0％増となり、全体では20.5％増と好調。来店客数が6.5％増加し、客単価は13.1％増加した。店舗前ピックアップサービスや宅配サービスなどの即日サービスは500％以上の増加となった。