前場コメント No.7 日本オラクル、ラクーンHD、東京海上、国際帝石、イオン九州、パナソニック

2021/03/24(水) 11:31
★10:18  日本オラクル-シティが目標株価引き下げ  業績好調持続ながら配当予想は減額修正
日本オラクル<4716.T>が反発。シティグループ証券では、業績好調持続ながら配当予想は減額修正。投資評価は「買い」を継続、目標株価は15000円→14000円に引き下げた。

 Q3実績を踏まえ、業績予想を小幅減額修正。21年5月期の予想は営業利益800億円→780億円、EPS432円→421円に小幅減額修正(コンセンサスは727億円/391円、なお会社ガイダンスEPS中央値は378円)とし、中期EPS成長率は13%増益予想を据え置いた。今回、短期貸付金から長期貸付金に2100億円が付け替えられたことも影響したという。また、特別配当実施時期も不透明になり、今期配当予想を減額。以上を踏まえてもなお予想トータル・リターンは31%であり、買いの投資評価を継続した。



★10:18  日本オラクル-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 株価は概ね妥当水準
 日本オラクル<4716.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、株価は概ね妥当水準と指摘。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は12300円から12200円に引き下げた。

 主力のクラウドサービス&ライセンスサポート(C&LS)を中心に安定した利益成長が可能とみるが、株価は概ね妥当水準と考えている。21/5期営業利益は740億円(前期比7%増)とQUICKコンセンサス727億円(同6%増)を若干上回ると予想。22/5期営業利益は790億円(同7%増)とQUICKコンセンサス770億円を上回ると予想している。C&LSの安定増収に加え、C&Oやサービスの回復に伴う増収効果が増益に貢献するとみている。業種別動向は、製造業の投資意欲が旺盛な他、金融機関によるクラウドサービスの導入意欲が高まっているという。

★10:20  ラクーンHD-3日続伸 BtoB越境ECで食品と飲料の取り扱いを開始
 ラクーンホールディングス<3031.T>が3日続伸。同社は23日、連結子会社でアパレル雑貨の卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーンコマースが、海外版となるBtoB越境ECサイト「SD export(エスディーエクスポート)」で、新たに食品・飲料の取り扱いを開始すると発表した。

 国内の食品・飲料メーカーの新規販路拡大ニーズと、海外バイヤーによる仕入れニーズの高まりをうけたもの。輸出作業や手続き、代金回収はすべてSD exportが代行するため、出展企業は国内販売と変わらない作業で、手間やリスクなく海外の雑貨ショップやカフェなど現地で商売を行う中小事業者との取引が可能になるとしている。

★10:21  東京海上HD-続伸 BCCとグリーンシルの保険取引 影響限定的
 東京海上ホールディングス<8766.T>が続伸。同社は23日、オーストラリア所在の保険代理店BCCとグリーンシルの保険取引について、現時点では2020年度の通期業績への影響は認められず、今後の業績影響についても限定的と考えると発表した。BCCを代理店とするグリーンシルとの取引関係については、保険取引の有効性も含め、外部の専門家も起用して詳細に確認しており、今後も必要に応じて調査を継続するとしている。

★10:33  国際石油開発帝石-大幅安 NY原油6%安 ドイツロックダウン延長を懸念
 国際石油開発帝石<1605.T>が大幅安。23日のWTI先物価格が前日比3.80ドル(6.2%)安の1バレル57.76ドルとなったことが材料。

 ドイツが23日に4月の復活祭中の厳格なロックダウンと、現行のロックダウンの延長を決定。欧州での感染状況を巡る懸念などから原油価格が下落したことで、株価は売りが優勢となっている。石油資源開発<1662.T>も安い。

★10:43  イオン九州-反発 21.2期営業益予想を上方修正 記念配当も実施
 イオン九州<2653.T>が反発。同社は23日、21.2期通期の連結営業利益予想を従来の18億円から31億円(前期比5倍)に、期末配当予想を10円から15円(前期末は10円)に引き上げると発表した。

 コロナ禍において、売り上げ構成比の高い食品やホームセンター需要が好調に推移した。販促のデジタルシフトや働き方の見直し、店舗運営コストの低減を続けたことも寄与する。配当予想については、創業50周年を迎えるにあたり、普通配当10円に加えて記念配当を5円実施するとしている。

 なお、株価は一時前日比6%超上昇する場面もみられた。

★10:45  パナソニック-底堅い マカフィーと車両セキュリティ監視センターのサービス事業化で合意
 パナソニック<6752.T>が底堅い。同社は23日、マカフィー(東京都渋谷区)と、自動車向けセキュリティ監視サービスの事業化に向け、「車両セキュリティ監視センター」の構築を共同で開始することに合意したと発表した。

 ネットワークに接続する世界中の車両をサイバー攻撃から守るために、攻撃の高精度な検知や早期対応を可能にする車両SOCを構築し、自動車業界のサイバーセキュリティ対策の強化に貢献するとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.56 -0.08
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ