今日の株式見通し-軟調か 米国株の失速が重荷に
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は292ドル安の34577ドルで取引を終えた。米8月消費者物価指数(CPI)が市場予想をやや下回る結果となり、金融緩和環境長期化への期待から買いが先行したものの、経済活動減速が意識されて景気敏感株が下落。楽観ムードがすぐに修正されてマイナス圏に沈むと、そこからは下値模索が続いた。ドル円は足元で109円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて265円安の30135円、ドル建てが210円安の30190円で取引を終えた。
米国株の下落を嫌気して、売りが優勢になると予想する。日経平均はきのう年初来高値を更新しており、いったん達成感も出やすい局面。新製品を発表したアップルも1%程度下落しており、幅広い銘柄に利益確定売りが出てくる展開が想定される。ただ、指数はここまで値幅を伴った上昇が続き、いつ調整は入ってもおかしくない状況であった。そのため、多少値幅を伴った下げになったとしても、悲観ムードが高まることはないと考える。序盤に売りをこなした後は押し目買いが入って下げ渋り、中盤以降は底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは30350円-30700円
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