〔Market Flash〕欧州では経済正常化を見越した資金流入が続く~東海東京

2021/11/24(水) 13:40
【13:40】欧州では経済正常化を見越した資金流入が続く~東海東京  東海東京調査センターでは、欧州株の当面の見通しについてリポートしている。インフレ加速や新型コロナの感染再拡大といったマイナス材料はあるものの、市場には来年の欧州経済正常化を見越した資金流入が概ね続いていると指摘。欧米を中心に複数の有望なコロナ治療薬が近く承認される見通しの中、欧州株式市場における「対コロナ免疫力」がより高まってきているとみることもできるとコメントしている。潤沢な余剰資金が引き続き相場を支える構図は変わっていないもよう。これらの点を考慮すれば、慎重姿勢を採るよりも来年のさらなる景気正常化を見据えた強気のスタンスを維持すべきと、東海東京では考えている。 【13:00】1ドル=115円は通過点の可能性~大和  大和証券では、為替リポートの中でドル円について、オプション取引から計算されるドル円のリスクリバーサルを見る限りでは、円高を警戒する動きがあまり強まっていないと指摘。この点からは、日本の輸出企業は円買いを焦っていないことがうかがえるとしている。また、日本の貿易収支が赤字に転じることを踏まえると、今後は輸入企業の円売りが存在感を示すことになってくると考えている。投機筋のポジション調整以外にこれといった円買い主体がイメージしにくいとの見方から、基本的に円安ドル高トレンド継続という認識は不変としている。今後の上値目標としては、17年3月10日の115円51銭を挙げているが、その先は16年12月15日の118円66銭までほぼ真空地帯になるとコメントしている。 【10:20】米国のSBI景気先行指数は5カ月ぶりに上昇~SBI  SBI証券では、同社が独自で試算している米国景気先行指数が、10月に前月比+2.7%となり、5カ月ぶりに前月比で上昇に転じたと指摘している。独自試算の景気一致指数は、前月比+1.0%と上昇。景気先行指数の10の構成要素のうち7系列がプラスに寄与したとのこと。SBIでは、景気先行指数の改善が11月以降も維持されるかは微妙だと考えている。今後は、これまで景気の減速要因となっていた住宅と自動車の前倒し需要のはく落が解消したのかどうかに注目したいとコメントしている。 【9:40】中国の市場関係者に年明けの鋼材増産を懸念する声~SMBC日興  SMBC日興証券では鋼材市場に関して、中国の市場関係者の間で、年明け以降の増産観測が浮上していることを指摘している。中国政府は2021年の粗鋼生産を2020年並みに抑制することを鉄鋼各社に要請したが、上期に増産を行ってしまったため、下期は上期の増産分を帳消しにするために大幅な減産を行っている。しかし、2022年は年平均で2020年並みに生産を維持すれば良いため、足元よりも生産が増加すると見込んでいる市場関係者が多いとのこと。五輪開催中は北部の鉄鋼メーカーの稼働率が抑制される予定だが、SMBC日興では春先の生産動向を心配しており、需要の回復が遅れると供給過剰が深刻化するリスクがあるとみている。一方、政策転換で不動産市場が回復してくれば、杞憂に終わるかもしれないとコメントしている。 【8:45】寄り前気配は淀川鋼、紀陽銀、キッセイ薬、日野自が高い気配値  主力株の寄り前気配では、淀川鋼<5451>+6.83%、紀陽銀<8370>+6.79%、キッセイ薬<4547>+4.97%、日野自<7205>+4.87%、滋賀銀<8366>+4.84%、ABCマート<2670>+4.69%、武蔵銀<8336>+4.69%、積水化<4204>+4.53%、NOK<7240>+4.48%、グローリー<6457>+4.31%などが高い気配値。  一方、小糸製<7276>-5.66%、HOYA<7741>-5.22%、川崎船<9107>-4.42%、博報堂DY<2433>-4.39%、アズビル<6845>-4.37%、日産化<4021>-3.78%、資生堂<4911>-3.01%、ユニチャーム<8113>-2.88%、住友不<8830>-2.83%、オービック<4684>-2.82%などが安い気配値となっている。
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