前場コメント No.9 日本光電工業、テルモ、東レ、ＳＣＳＫ、フィンテックなど
★9:41 日本光電工業－みずほが目標株価引き下げ バリュエーション・株価の出遅れ感が顕著
日本光電工業<6849.T>が4日続伸。みずほ証券では、今18.3期も下振れ懸念は強いが、バリュエーションや株価の出遅れ感が顕著として、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2800円→2700円と引き下げた。
国内向け売上高は環境の弱さを背景に伸び悩んでいるが、売上高の約4分の1を占める輸出は米国を中心に着実に伸びている。期初計画未達が続くなど、株式市場からの信頼性をかなり失ってきた感があるが、結果としてバリュエーション面では、他の輸出系医療機器に比べて割安感ならびに株価の出遅れ感があると指摘。
日本光電工業<6849.T>が4日続伸。みずほ証券では、今18.3期も下振れ懸念は強いが、バリュエーションや株価の出遅れ感が顕著として、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2800円→2700円と引き下げた。
国内向け売上高は環境の弱さを背景に伸び悩んでいるが、売上高の約4分の1を占める輸出は米国を中心に着実に伸びている。期初計画未達が続くなど、株式市場からの信頼性をかなり失ってきた感があるが、結果としてバリュエーション面では、他の輸出系医療機器に比べて割安感ならびに株価の出遅れ感があると指摘。
★9:44 テルモ－みずほが目標株価引き上げ 順調な業績に加えて会社側の対話の意志を評価
テルモ<4543.T>が続伸。みずほ証券では、順調な業績やM&A（合併・買収）のシナジーへの期待に加え、会社側の対話の意志を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を4800円→5000円と引き上げた。
業績の見方に大きな変更点はなし。5月23日に佐藤社長とセルサイドアナリストとのスモールミーティングが開催された。新しい情報はなかったが、社長ならびに会社側の対話の意識がこれまで以上に感じられる内容であり、順調な業績とともに株式市場での評価がしだいに高まってくると思われるとした。
今18.3期計画は為替および買収を除いたベースで実質前期比6％増収、8％営業増益でトレンドに変化なく、ほぼ妥当と判断。
テルモ<4543.T>が続伸。みずほ証券では、順調な業績やM&A（合併・買収）のシナジーへの期待に加え、会社側の対話の意志を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を4800円→5000円と引き上げた。
業績の見方に大きな変更点はなし。5月23日に佐藤社長とセルサイドアナリストとのスモールミーティングが開催された。新しい情報はなかったが、社長ならびに会社側の対話の意識がこれまで以上に感じられる内容であり、順調な業績とともに株式市場での評価がしだいに高まってくると思われるとした。
今18.3期計画は為替および買収を除いたベースで実質前期比6％増収、8％営業増益でトレンドに変化なく、ほぼ妥当と判断。
★9:47 東レ－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 炭素繊維の在庫調整終了後は再び成長軌道へ
東レ<3402.T>が小幅続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、炭素繊維の在庫調整終了後は再び成長軌道へとコメント。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は1180円→1130円と引き下げた。
業績予想を修正。B787向け炭素繊維の在庫調整影響で今1Qまで業績は足踏みへ。中期では、基幹事業である繊維の伸長、炭素繊維事業の収益拡大などから、順調な収益拡大を予想。長期では自動車用炭素繊維・LiBセパレータも収益拡大に貢献する見込み。中期のコアストックとしての評価は不変とした。
東レ<3402.T>が小幅続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、炭素繊維の在庫調整終了後は再び成長軌道へとコメント。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は1180円→1130円と引き下げた。
業績予想を修正。B787向け炭素繊維の在庫調整影響で今1Qまで業績は足踏みへ。中期では、基幹事業である繊維の伸長、炭素繊維事業の収益拡大などから、順調な収益拡大を予想。長期では自動車用炭素繊維・LiBセパレータも収益拡大に貢献する見込み。中期のコアストックとしての評価は不変とした。
★9:48 ＳＣＳＫ－反発 システム制作時にトレーサビリティ管理できる仕組みを開発
ＳＣＳＫ<9719.T>が反発。30日付の日経産業新聞で、同社がコンピューターシステムの制作時に、トレーサビリティー（生産履歴の追跡）管理ができる仕組みを開発したと報じられた。
制作中の設計変更がどのようにプログラムに反映されたかを履歴に残し、不具合が生じた場合の原因究明をしやすくするという。システムが人命を扱う自動車や医療機器などの重要な機能を担うなかで、安全性の向上につなげるとされる。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ＳＣＳＫ<9719.T>が反発。30日付の日経産業新聞で、同社がコンピューターシステムの制作時に、トレーサビリティー（生産履歴の追跡）管理ができる仕組みを開発したと報じられた。
制作中の設計変更がどのようにプログラムに反映されたかを履歴に残し、不具合が生じた場合の原因究明をしやすくするという。システムが人命を扱う自動車や医療機器などの重要な機能を担うなかで、安全性の向上につなげるとされる。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★9:51 あおぞら銀行－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 17.3期決算を受けて予想を見直し
あおぞら銀行<8304.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、前17.3期決算を受けて業績予想を見直し。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を390円→380円と引き下げた。
前17.3期の当期利益は438億円（前年比0.8％増）、会社予想の430億円（同1.1％減）比は102％。税効果会計の算定期間を延長し、税負担が前年比減少した。
超低金利による国内資金利益の伸び悩みや、与信関係費用の標準化（費用増の可能性）、税効果の低減などを他部門でカバーできるか注視する必要がある。当面の業績と配当（四半期ごと）は安定的と予想されるが、海外貸出・役務取引等利益・市場部門などの健闘が一段と必要になるとした。
あおぞら銀行<8304.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、前17.3期決算を受けて業績予想を見直し。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を390円→380円と引き下げた。
前17.3期の当期利益は438億円（前年比0.8％増）、会社予想の430億円（同1.1％減）比は102％。税効果会計の算定期間を延長し、税負担が前年比減少した。
超低金利による国内資金利益の伸び悩みや、与信関係費用の標準化（費用増の可能性）、税効果の低減などを他部門でカバーできるか注視する必要がある。当面の業績と配当（四半期ごと）は安定的と予想されるが、海外貸出・役務取引等利益・市場部門などの健闘が一段と必要になるとした。
★9:52 フィンテック－急騰 「メッツァビレッジ」など飯能市より開発行為許可受ける
フィンテックグローバル<8789.T>が急騰。同社は29日に、「メッツァビレッジ」「ムーミンバレーパーク」の着工に向けて、建設予定地の地元自治体である飯能市に対し5月2日に開発行為許可を申請し、29日に許可を受けたと発表した。
これまで複数の建設業者に対し実施設計に基づく工事費の見積りを依頼し、見積りを受領しているという。内容を精査した結果、飯能市内の建設業者を中心とした共同企業体を特定し、工事請負契約の締結に向けて最終調整を行っているとしている。
フィンテックグローバル<8789.T>が急騰。同社は29日に、「メッツァビレッジ」「ムーミンバレーパーク」の着工に向けて、建設予定地の地元自治体である飯能市に対し5月2日に開発行為許可を申請し、29日に許可を受けたと発表した。
これまで複数の建設業者に対し実施設計に基づく工事費の見積りを依頼し、見積りを受領しているという。内容を精査した結果、飯能市内の建設業者を中心とした共同企業体を特定し、工事請負契約の締結に向けて最終調整を行っているとしている。
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