前場コメント No.11 三菱ケミカル、インベスコ、ファンコミ、東京製鉄、エムスリーなど

2019/06/18(火) 11:31
★9:41  ニッパツ-TIWが「2」継続 後半の回復を見極めたい
 ニッパツ<5991.T>がもみ合い。投資情報会社のTIWでは、後半の回復を見極めたいとし、投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 今20.3期は前期比25.0%営業減益を計画。上期は前期後半の状況が続くと想定し、前19.3期上期比67.4%営業減益を予想。下期はシート事業の改善、HDD関連の数量回復、前期の一過性費用はく落などを見込み、前19.3期下期比32.4%営業増益を計画。これを妥当な計画と見て、TIW予想は会社計画並みにするとした。

★9:44  三菱ケミカル-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 石化市況の回復は見込めない
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が小高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、MMA中心に石化市況の回復は見込めないと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は840円→760円と引き下げた。
 「Neutral」とする理由は(1)主にMMAなど石化製品需要の回復が見込めず、業績モメンタムが弱いこと、(2)グローバルの景気減速に伴う自動車、エレクトロニクス製品の需要減少により 、機能商品事業における数量増効果が小さいと考えられること。一方、(3)同社は安定配当を重視しており、配当利回り5.4%(6/14終値ベース)は株価の下支え要因になると考えるとした。

★9:52  インベスコ-野村が目標株価引き上げ 年率2~4%のDPS増加を目指す
 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人<3298.T>が反発。野村証券では、年率2~4%のDPS(1口当たり分配金)増加を目指すと注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は19700円→21600円と引き上げた。
 5月に増資を行い「音羽プライムビル」など2物件を計81億円、加重平均NOI、同償却後利回り各4.7%、3.8%で取得した。18年5月には増資で284億円を調達したが、その増資の発表後しばらくの間、株価パフォーマンスは冴えなかった。その経験も踏まえて今回、小規模な増資にとどめた。現在は取得検討案件がオフィス6棟、700億円程度ある。それを 根拠に今後も年間300億円~400億円のペースで物件を取得する意向。LTVは現状の推定49.4%程度を維持する方針。物件運営は順調で、ポートフォリオの期中平均稼働率は19.4期の98.2%に対し、19.10期は98.4%、20.4期は98.8%の計画と注目。

★9:53  ファンコミ-反発 5月売上高1%減 4月の5%減から改善
 ファンコミュニケーションズ<2461.T>が反発。同社は17日、5月度月次業績速報を発表し、売上高は31億4587万円(前年同月比0.8%減)となった。4月度の同5.4%減から改善が進んでいる。
 内訳は、CPA(顧客獲得1人あたり支払額)型アドネットワーク事業が前年同期比3.8%減、CPC(クリック1回あたり料金)/ターゲティング型アドネットワーク事業が同5.3%増、その他が同41.1%増だった。

★9:54  東京製鉄-3日続落 全ての鋼材価格を7月契約分から引き下げ
 東京製鉄<5423.T>が3日続落。同社は17日に、鋼材価格を7月契約分から引き下げると発表した。
 18日付けの日本経済新聞朝刊は、引き下げは2016年10月契約分以来2年9カ月ぶりと報じている。記事によれば、米中貿易摩擦の激化に伴い海外市況が軟化し、割安な輸入材が国内に流入。国内需要の一部停滞で在庫が積み上がっており、建値を修正して販売をてこ入れし、市況を立て直すとしている。

★9:56  エムスリー-MSMUFGが「EW」へ引き下げ フェアバリューと考える水準に達した
 エムスリー<2413.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、フェアバリューと考える水準に達したとみて、投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」と引き下げた。目標株価は2000円を継続。
 メディカルプラットフォーム事業の成長再加速、積極的なM&A(合併・買収)とシナジー効果創出による利益成長ポテンシャルに期待する見方におおむね変更はなし。ただし、18年度決算発表以降、株価は医療機器業界をアウトパフォームしており、投資判断を「EW」に引き下げるとした。


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