レーザーテック-大幅高 米利上げ見通しが市場で後退と伝わる 半導体製造装置不足も材料視か
レーザーテック<6920.T>が大幅高。米国における中央銀行の利上げ見通しが市場で後退していると伝わったことなどが材料視されているもよう。
26日22時59分のブルームバーグ記事によれば、新型コロナウイルスの新たな変異株による経済成長減速への警戒が、インフレ懸念を上回った格好だという。米金融当局が0.25ポイントの利上げを開始する時期について、短期金融市場のトレーダーは予想を来年6月から9月に後ずれさせており、追加利上げを織り込む時期は、一時2023年にまで後退したとしている。
また、27日付の日本経済新聞朝刊では半導体製造装置がなお不足しており、世界大手9社の2021年7~9月期の在庫回転率が5回強と11年ぶりの高水準となったとも報じられている。
前場の寄り付きは軟調な地合いへ連れて売りが先行したが、半導体関連の需給ひっ迫が続く見通しであることや、利上げ観測が市場で後退したことなどを手がかりに買いが優勢となっているようだ。東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>なども堅調な動き。
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