後場コメント No.1 川重、千代建、住友理工、グランディー、ABCマート、アルプスアル

2022/05/10(火) 15:00
★12:32  川崎重工業-後場売り気配 今期最終益290億円見込むもコンセンサス下回る
 川崎重工業<7012.T>が後場売り気配。同社は10日11時30分、23.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を290億円、年間配当予想を50円(前期は40円)にすると発表した。今期の会計基準からIFRSを適用するため、前期との実績比較はできない。市場コンセンサスは335億円。

 航空宇宙システム事業において民間航空機の運航時間の回復に伴い民間機向け航空エンジンの採算が改善するほか、モーターサイクル&エンジン事業における売上の増加に伴う利益増加を見込む。前提となる想定為替レートは1ドル=120円、1ユーロ=130円とした。
  
 22.3期通期の連結純損益(日本基準)は218億円の黒字(前の期は193億円の赤字)だった。会社計画150億円の黒字を上回った。為替レートが想定以上に円安に推移したことが寄与した。

 併せて、期末配当を従来予想の10円に対し20円(21.3期末は無配)に決定したことも発表した。

★12:33  千代田化工建設-後場買い気配 今期営業益90%増見込む 前期は50%増
 千代田化工建設<6366.T>が後場買い気配。同社は10日12時に、23.3期通期の連結営業利益予想は200.0億円(前期比89.7%増)と発表した。市場コンセンサスは146.2億円。

 手持ち大型工事のリソース集中投下によるスムーズな完工を最優先課題とし、2021年2月に受注したNorthField East LNG輸出基地案件(NFEプロジェクト)や2021年7月に受注した銅製錬案件(MSPプロジェクト)を始め、アメリカ、インドネシアで遂行中の大型LNGプロジェクトなどを着実に遂行するとしている。

 併せて発表した、22.3期通期の連結営業利益は105.5億円(前の期比50.3%増)だった。

★12:35  住友理工-もみ合い 今期営業益125億円見込む 前期は11.1億円
 住友理工<5191.T>がもみ合い。同社は10日12時に、23.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は125.0億円(前期比11.3倍)と発表した。市場コンセンサスは122.5億円。

 今年度を最終とする「2022年 住友理工グループVision」の経営戦略を着実に実行することで、「着実な成長」と「体質強化」を進め、企業価値向上に取り組むとしている。

 併せて発表した、22.3期通期の連結営業利益は11.1億円(前の期比4.9倍)だった。一般産業用品が、売り上げ増加により増益となったことが寄与した。

★12:37  グランディーズ-3日ぶり反発 1Q最終赤字1100万円 前年同期は1000万円の赤字
 グランディーズ<3261.T>が3日ぶり反発。同社は10日11時30分、22.12期1Q(1-3月)の連結純損益が1100万円の赤字(前年同期は1000万円の赤字)だったと発表した。

 不動産賃貸管理事業において、営繕・改修工事が低調だった。なお、株価は動意が薄く、反応は限定的だ。

★12:38  ABCマート-底堅い 4月度の既存店売上高13%増
 エービーシー・マート<2670.T>が底堅い。同社は9日、4月度の既存店売上高は12.9%増だったと発表した。客数は同7.7%増、客単価は同4.9%上昇となった。春休み商戦において、ショッピングセンターやアウトレットモールを中心に人出が増加したことが寄与した。

★12:44  アルプスアルパイン-5日ぶり反落 欧州生産5割増へ 車載部品など=日経
 アルプスアルパイン<6770.T>が5日ぶり反落。日本経済新聞電子版は10日11時、同社が28.3期までに、欧州での現地生産を今期計画から5割増やすと報じた。

 記事によれば、チェコなどの工場で、車載用の電子部品などの生産ラインを拡大するもよう。半導体不足、物流の逼迫といったサプライチェーン(供給網)のリスクを下げる。欧州は環境規制が厳しく、車メーカーによる部品供給網全体での脱炭素の取り組みにも対応しやすくするとしている。

 株価は軟調な地合いから、売りが優勢となっている。


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