前場コメント No.9 三井E&S、FFRI、共同印、NTT、日立、BASE

2024/02/27(火) 11:31
★10:39  三井E&S-3日ぶり反落 11.5%高で寄り付き利益確定売り 売買代金は6位
 三井E&S<7003.T>が3日ぶり反落。きょうは買い気配スタートとなり、9時12分に前日比11.5%高の1944円で寄り付いた。直後に1947円の高値を付けて買いが一服。利益確定売りに押されマイナスに転じている。なお、売買代金ランキングは全市場で6位となっている。
 
 同社については、バイデン米大統領が21日に、港湾施設や設備に関するサイバーセキュリティー対策を強化する大統領令を出したとの報道があった。同社の米国子会社が政府支援を踏まえ、クレーンの米国内生産を再開する方針を示したと伝わったことで買いが殺到。22日、26日は連日でストップ高となっていた。

★10:40  FFRI-急騰 総務省が自治体にサイバーセキュリティー強化を義務付けと伝わる
 FFRIセキュリティ<3692.T>が急騰。読売新聞オンラインは27日、総務省がサイバー攻撃に対処する地方自治体の体制強化を推進するため、各自治体にサイバーセキュリティーに関する基本方針の策定と公表を義務付ける方針を固めたと報じた。

 記事によれば、近く閣議決定する地方自治法改正案に盛り込み、今国会に提出して成立を目指すとしている。報道を受け、サイバーセキュリティー関連として同社株が買われている。グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>も高い。

★10:41  共同印刷-続伸 大学と資格試験を実施する団体向けの採点システム「採点ラクダ」の提供を開始
 共同印刷<7914.T>が変わらずを挟んで続伸。同社は27日、大学入試や資格試験の記述式解答用紙の採点作業を、Webブラウザ上に移行させることで採点業務を効率化するDXサービス「採点ラクダ」の提供を開始したと発表した。
 
 同サービスを通じて採点業務の効率化を図るほか、答案用紙の紛失や採点漏れ、パンチ入力ミスといったヒューマンエラーをなくすことで、業務全体の品質向上に貢献することをめざすとしている。
 

★10:48  NTT-続伸 ドコモ、眼鏡型AR端末を今年発売 メタバース需要開拓=日経
 NTT<9432.T>が続伸。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社傘下のNTTドコモが眼鏡型の拡張現実(AR)端末を2024年半ばに発売すると報じた。

 記事によれば、ドコモはスペイン・バルセロナで26日に始まった世界最大のモバイル関連見本市「MWC」で開発中の端末のサンプルを初めて披露したという。軽量・薄型とすることで使い勝手を高め、仮想空間「メタバース」向け需要を掘り起こすようだ。端末はドコモ子会社のNTTコノキューとシャープ<6753.T>の共同出資会社が開発するもよう。価格は非公表だが、高価格帯スマホと同程度の10万円台が目安としている。

★10:54  日立-反発 子会社が3000万ユーロ超の投資によりドイツの変圧器工場を増強
 日立製作所<6501.T>が反発。同社は26日、子会社の日立エナジーが、3000万ユーロ超の投資により、ドイツのバート・ホンネフの変圧器工場を増強すると発表した。
 
 今回の増強は、欧州におけるクリーンエネルギーへの転換を支える変圧器の需要増加に対応するために実施するという。同工場の作業面積は15000平方メートル超になるとともに、製造プロセスの強化も実施することで、工場全体の製造能力と業務効率の向上を実現するとしている。
 

★10:54  BASE-急騰 楽天市場の出店料値上げと伝わる 同社サービス利用増の思惑
 BASE<4477.T>が急騰。27日付の日本経済新聞朝刊において、楽天グループ<4755.T>がインターネット通販サイト「楽天市場」における月額の出店料を約3割引き上げると報じられたことが材料。

 競合である楽天市場の出店料値上げを受けて、同社サービスの利用が増えるとの思惑から買いが入っている。


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