前場コメント No.6 住友電、サイバセキュリ、海帆、TDCソフト、GATECH、ALiNK

2024/02/28(水) 11:30
★9:24  住友電気工業-大和が目標株価引き上げ 自動車関連を中心に利益予想を引き上げ
 住友電気工業<5802.T>が5日続伸。大和証券では、自動車関連を中心に利益予想を引き上げるとして、投資判断「3(中立)」を継続、目標株価を1900円→2300円に引き上げた。

 大和予想を営業利益で24.3期2208億円(従来2112億円)、25.3期2478億円(同2407億円)へ増額した。従来比では、ワイヤーハーネスの損益改善やFPCの高収益計上などを織り込み直している。来期に向けては、新規受注獲得などによるワイヤーハーネスの数量増に加え、情報通信事業の業績底打ちが増益要因となろう、と指摘している。

★9:34  サイバーセキュリティクラウド-大幅高 「攻撃遮断くん」が売上シェア・導入社数1位に
 サイバーセキュリティクラウド<4493.T>が大幅高。同社は27日、開発・提供するクラウド型WAF「攻撃遮断くん」が、デロイトトーマツミック経済研究所が発表した調査において、Webアプリケーションファイアウォール(SaaS・クラウド部門)の2022年度出荷金額実績およびWebアプリケーションファイアウォールの2022年度出荷社数・台数実績でシェア1位を獲得したことを発表した。
 
 クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、外部からのサイバー攻撃を検知・遮断し、情報漏えいやサービス停止などからWebサーバ・Webサイトを守るクラウド型Webセキュリティサービス。
 

★9:35  海帆-大幅高 グループ会社によるネパール水力発電プロジェクトが伝わる
 海帆<3133.T>が大幅高。一部の中国メディアにおいて、同社グループ会社がネパール政府と協力し、海外金融機関や海外電力建設会社の支援を受けて、ネパール共和国内の8つの水力発電所で発電プロジェクトを開始すると報じられたことが材料視されている。

 報道に対し、同社は28日9時10分にコメントを発表。同社が発表したものではないが、ネパールにおける水力発電設備の建設にかかわる事業に関しての協議は、現地企業や中国の建設会社と行っているという。今後本格的に協議を行うため、きょうの取締役会で事業推進の決議を行う予定としている。

★9:36  TDCソフト-反発 期末配当予想を増額 8円増配へ
 TDCソフト<4687.T>が反発。同社は27日、24.3期の期末配当予想を従来の40円から48円(前年同期は30円)に引き上げると発表した。年間配当予想は48円(前期は45円)となる。
 

★9:39  GAテクノロジーズ-続伸 台湾新拠点の設立に着手
 GA technologies<3491.T>が変わらずを挟んで続伸。同社は27日、同日の取締役会において、台湾における新拠点の設立着手を決議したと発表した。
 
 同社が展開するネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」は、テクノロジーの活用により不動産投資の検討・購入・管理・売却までオンラインを中心にサービスを提供しており、国内のみならず海外での事業展開にも注力している。
  
 グループ会社の調査により、現在中華圏の不動産投資家においては日本の不動産に対する投資熱が高いことも判明していることから、台湾における新拠点の設立、およびマーケティングや営業活動の検討に着手したとしている。

★9:41  ALiNK-3日ぶり反落 気象データを活用したダイナミックプライシング事業を開始
 ALiNKインターネット<7077.T>が3日ぶり反落。同社は27日、気象データを活用したダイナミックプライシング事業を新たな事業として開始することを決議したと発表した。ダイナミックプライシングは、消費者の需要と供給を考慮して、商品やサービスの価格を変動させる手法。
 
 同新事業に先立つ実証実験として、首都圏のレンタルスペース12店舗とそれらのサービスサイトを事業譲受したという。市況、個人の嗜好、人流データ、立地・地理情報などのデータに気象データを組み合わせることで、需要の変化を予測し利益を最適化するよう分析するとしている。

 なお、株価は発表を受けて大きく上昇する場面もあったが、直近で急伸していたこともあり、買い一巡後は利益確定売りに押されている。


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